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『最後はヌード/青山陽一(CD)』 [邦楽ロック/90年代]

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こんにちは。
本日の一枚は青山陽一さんのシングル。
孤高のオルタナティヴ・アーバン・ブルーズマンによる、’98年のメジャーデヴュー・シングル『最後はヌード』(TKCA-71517)。

黄金時代の70年代ロックやブルースに根ざした濃厚なサウンドやギタープレイを基調として、ビター&スウィートな天下一品のメロディセンス、変化球気味の歌詞、そしてクセのあるヴォーカルスタイル。掴みどころの無い青山氏の唯一無二のロック・センスは聴けば聴く程ハマります。

徳間ジャパンからのメジャーデヴュー以前にもレコーディングアーティスト、バンドとして十分なキャリアを積んで来た青山氏の満を持してのメジャー展開。
その第一弾のタイトルがいきなり『最後はヌード』だなんて!ひねくれた言語感覚で飛ばしてますね。

歌い出しも「♪多分背後に君の霊〜」なんて凄い。
サビのフレーズは
「最初はキュート/ない袖は振れないけれど/罪なないだろう/最後はヌード/みんなバレたけどよしとしよう/明日もあるだろう」
だから推して知るべし。
女性タレントが大胆にヌードを披露するコトを歌ってるのでしょうか。
青山氏の歌詞世界は難解なものが多いけれど、それでもこの曲の歌詞は分かりやすい方だと思います。何でも分かりやすい歌詞を良しとする風潮へのアンチなのでしょうか。
とにかく青山氏の歌詞には好きだの嫌いだの惚れた腫れただのの音楽の歌詞のクリシェは皆無というのもユニーク。

サウンドは切れ味の鋭いバンドサウンドとメロウな旋律が印象的。カッコいい!!青山氏の考えるヒットシングルを狙ったようです。
僕は大好きです!!!!!
このCDにはシングル・バージョンが採用され、アルバム「so far ,so close」でのアルバムバージョンには聴こえないアコースティックギターが足されています。

http://www.youtube.com/watch?v=cU38S09lM2k

カップリングの「blue moon sailing」「super skeleton」はアルバム未収録曲。
特に前者は青山氏の秀逸なメロディセンスが爆発しており、アルバムに収録されないのが不思議な程の名曲。後にベストアルバム「BROKEN WORDS &MUSIC」に収録されます。お薦めです。

このシングルを皮切りに徳間ジャパン時代(1998〜2002)に残した4枚のアルバム(『so far ,so clese』、『EQ』、『Bug city』、『jaw』)はどれも甲乙つけがたく高いクオリティを誇る名作ばかりです。ロックファンへのレガシー。
こんな素晴らしいミュージシャンが評価されないなんて!
ロック好きを公言している全音楽ファンは必聴のミュージシャンであります。

この時代以降の最近の作品も勿論素晴らしいですよ!

『最後はヌード(single version)』〈作詞・作曲・編曲:青山陽一〉(04'39'')【1998】


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