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『だまって俺についてこい/柴田英嗣(アンタッチャブル)』 [歌謡曲/00年代]


ポップスのジャンルには『ナイアガラ』といわれるモノがあります。
大滝詠一さんの『ロング・バケーション』(1981)で聴けるポップスの桃源郷、ナイアガラ・サウンド。知らない人には分からないけれどマニアには溜まらないジャンル。
本日紹介する、アンタッチャブルの柴田英嗣さんのシングル『だまって俺についてこい』《TKCA-72990》は所謂『ナイアガラ』モンです。
人恋しい秋に相応しいナイアガラ風歌謡!

この曲はテレビ番組「歌スタ!!」という音楽バラエティからの企画モノです。
21世紀のシティ・ポップスを担う堂島孝平クンのプロデュースよる’80年代のナイアガラ・サウンドへのオマージュ。大滝さんもお笑いタレントとのコラボレーション作を多く残していますね。一番有名なのはやはり迷曲「うなずきマーチ」でしょう。

作詞作曲&編曲も堂島クンが手掛けています。
「熱き心に」、「冬のリヴィエラ」を彷佛とさせるホッと心が暖まるメロディ。
さすが堂島クンのソングライティングの才が光ってます。名曲かも。

女性コーラス(伊集加代子さんの代わりに真城めぐみさん)、ストリングス、カスタネット、グロッケン、スレイベル、ハープなど、随所にナイアガラーを喜ばせるアイテムをちりばめたアレンジも抜かりがありません。パーカッション奏者は勿論、木村キムチさん、浜口茂外也さん。ドラムはノーナ・リ−ヴスの小松シゲルさん。ミックスは吉田保氏ではなく渡辺省二郎氏。
熱く厚いエコー、イントロからグッと来ます。

歌詞もいいです。
「♪抱きしめても/遠くに逃げてくようで/不安になるんだ/バカだろう?」と弱味を見せて最後に「だまってこの俺についてこい!!」イイネ。
歌う柴田さんも、どこか素直じゃ無いやさぐれたキャラがふと見せる純情さで熱唱しています。それが曲とマッチしています。

カップリングは堂島クンの「so she,so I」の柴田バージョン。 堂島バージョンとアレンジが少し異なり、口笛が良いアクセントとなっています。

初回盤にはDVDが付いてくるのですが同曲のヴィデオクリップ等が収められています。
なんだかカラオケを歌っているときに頼みもしないけれどモニターからながれて来るプロモーション用映像みたいな(ロケ地:東京湾)内容は御愛嬌ですが「歌スタ!!」アシスタントの臼田あさみさんの麗しいウェディングドレス姿を拝見できるだけでこのPVは十ニ分に魅力的であります。

この曲は大人の世代の方々に聴かれて欲しいですね。
素敵な歌謡ポップスに仕上がってますのでカラオケで宴会で是非。

所謂、“9.21”に近づいて来たので前哨戦と云う意味で取り上げてみました!
ナイアガラーさんもそうじゃない方も是非!

『だまって俺についてこい』(04’15’’)〈作詞/作曲/編曲:堂島孝平〉【2006】






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