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『沈黙の薔薇/オリジナル・ラヴ』 [オリジナルラヴ]


こんばんは。
僕はオリジナル・ラヴが大好きなのですが、
田島貴男さんほど実力と評価と売り上げが一致しない人はいないのではないかと思います。
ホント彼の才能は凄いと思います。
オリジナル・ラヴのヒットシングル『接吻』(’93)に盛り上がった人やこの曲をカラオケで歌っている人たちはこの04年の夏のシングル『沈黙の薔薇』(PCCA-02044)をちゃんと聴いているのでしょうか?

ピアノの調べに導かれるイントロから、流麗なストリングスと心が浮き立つ様な跳ねるリズム、そしてアーバンなサックスが絶妙な音のパルファムを醸し出します。香しきAOR。
旋律のあまりスウィートさにうっとりします。
そして田島さんの艶やかで濃厚なヴォーカル。素晴らしい!

「みんな/十時になれば/悲しいニュースを見てる/
涙を流す誰も/自分に手一杯だから/
薔薇をあげる/あなたに/胸に咲いた薔薇だよ/
燃えさかる/炎の/赤い薔薇/」
歌詞も素敵です。

曲の後半の盛り上がりから一転、クールで瀟洒なワルツになだれ込むエンディングも冴え渡っています。田島さんのスキャットもカッコいい!

こんなお洒落な大人のポップミュージックはありません。
「ジャリタレろっく」は引っ込んなさい。
『接吻』『プライマル』を凌ぐ作品ではないでしょうか?
彼にしか創れない音楽です。

このテイクはシングルバージョンでアルバム「街男街女」収録のバージョンと異なります。僕はシングル・バージョンがお気に入りです。こっちの方が唄が派手で良いのです。

こういう曲こそ、資生堂のCMソングなんかで流れてきてヒットして欲しいのです。

カップリングは何と山下達郎さんの「甘く危険な香り」の秀逸なカヴァー。
この二曲の繋ぎ方にメロメロです。
殆ど一発録りでの演奏も素晴らしいです。ムーディなんだけどロックらしさがピリリと効いています。ホーンアレンジは菊池成孔氏。達郎さんのオリジナル・バージョンに匹敵するテイクといって良いのではないでしょうか。
こちらもアルバム未収録。

初回盤はDVDも付いていて、実にゴージャスなシングルです。
買ってソンはないでしょう。

彼のゴーカイな歌とパフォーマンスの素晴らしさはこのDVDで堪能出来ます。
名曲「jumpin jack jive」の2003年のライヴ映像ですがホント凄いです。
滅茶苦茶な盛り上がりでオーディエンスとの大合唱に揺れて湧いています。
田島さんはエルヴィスみたいです。
何が素晴らしいかというと「笑える」のです。「あー、田島相変わらずやってるよ」って感じの楽しい雰囲気。永ちゃんをユーモラスにしたみたいです。
ギターの木暮晋也さん(ヒックスヴィル)とのコンビネーションも最高。高校時代からの友人と云うのも頷けます。
彼らのエンターテイナーっぷりは必見。

ちなみにカッコいいジャケットは勿論CTPPの信藤三雄氏。

オリジナル・ラヴはもっと売れていいと思うのです。
彼にはJ-popのメインストリームでバリバリ活躍して欲しいのです。

『沈黙の薔薇』〈作詞・作曲・編曲:田島貴男/弦楽編曲:上田禎〉(05’11’’)【2004】


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コメント 2

deacon_blue

☆ ええ勿論,持っております(^o^)。
by deacon_blue (2007-09-27 21:15) 

都市色

こんばんは、deacon_blueさん。
コメントありがとうございます!
オリジナル・ラヴお好きですか!!

好い曲ですよね!
by 都市色 (2007-09-28 22:19) 

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