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『関西人 in Tokyo /種浦マサオ』 [歌謡曲/00年代]

面白いシングルを最近手に入れました。
種浦マサオさんのシングル「関西人 in Tokyo」(MUCD-5115)です。


リリースは今年六月なのでご存知の方も多いかと思われます。
僕はミュージックマガジンの安田謙一氏の歌謡コラムで知りました。
詳しくは僕の拙文より“漫筆家”安田氏の面白い文章を読んで頂くのが一番なのですが。

ご存知、スティングの「English man in New York」の関西版カヴァーです。
ジャケットも同じです。
マイノリティの視点から描かれる都会の孤独を歌うテーマを奈良県人に主眼を置いて作られています。
一言で関西といっても結構バラエティがありますね。
僕は現在、三重県に住んでいますが、愛知県の隣の県なのに話されている方言が比較的関西弁に近いのですね。“静岡県人in 関西”という気分でしょうか。頻繁に関西弁が交わされる環境も最近は慣れましたけど。

さて、「Englishman in〜」が収録されているスティングのアルバム「Nothing like the sun」は当時洋楽ファンになり始めた頃に大ヒットしていた作品なので購入して特に愛聴していました。
そんな訳で曲のカヴァーは印象的です。
オリジナル版のジャジーなレゲエサウンドと殆ど同じアレンジも懐かしく感じられました。
1987年頃ですので前回の島田奈美さんのシングルを聴いていた頃ですね。

勿論、こういうアイディアはそれ程目新しいモノではありませんが、この作品はディテールが細かくて、ありがちな関西人の固定観念ネタも面白いので楽しめます。
パロディ作品として合格です。
2コーラス後の間奏でのブレイクに聴けるのがオリジナルではファンキーなリズムでしたが、このシングルではかの吉本新喜劇のテーマソングが流れてきてちょっと腰が砕けます。
この作品の制作に関わっているスタッフ、ミュージシャン陣も勿論、関西人で固められています。種浦氏が実は奈良ではなく、兵庫県出身というオチがありますが。

歌っている種浦氏についてはそれまで無知でした。
少しつんく♂氏の歌声と似ています。
このCDには表題作以外にも種浦氏自身のオリジナル作品が二曲収録されており、生活感を強く感じさせる視点のユニークな作品が聴けます。

『関西人 in Tokyo 』《words & music :Gordon Sumner  /関西弁詞:種浦マサオ/編曲:秋田慎治》(04’23’’)【2007】


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deacon_blue

☆ こんにちは。先週の土曜日の「こどもニュース」(NHK総合)で,「三重県は関西地方なのか,中部地方なのか?」という話題を取り上げていました。驚くべきことに明治時代以降の学校教育の中では三重県は「中部地方」ではなく「関西地方」なのだそうです。

☆ その理由は関西本線や近鉄本線を見れば分かるように,三重県の西側は旧国名では伊賀で関西(近畿)圏であるからだそうです。ただ感覚的には近鉄名古屋線や関西本線の終着駅が名古屋であるように,津とか四日市は中部地方というのが相応しく思います。

☆ 結論としては三重県は「関西地方であり中部地方である」という玉虫色で番組は終わりましたが(苦笑)なかなか微妙な話でありました。

PS.関東人に受ける「関西的」なギャグの例=嘉門達夫
♪きっと君は関西人
 話す言葉で分かる
 さいでんな そうでんな

・ 元ネタである山下達郎も爆笑したとか。。。ではでは(^o^)/~~~。
by deacon_blue (2007-10-11 12:49) 

都市色

☆deacon_blueさんこんにちは!
コメントありがとうございます。
TVでそのような内容を取り上げていたとは知りませんでした。
三重県って絶妙なボーダーライン上にあるのですね。
玉虫色とは実に日本的ですね。
興味深いお話、勉強になります。
ありがとうございます!!

嘉門達夫さんの替え歌は絶品ですね〜。
by 都市色 (2007-10-11 13:10) 

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