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『1979 / THE SMASHING PUMPKINS 』 [米国ロック/90年代]


こんばんは。
本日はスマッシング・パンプキンズの『1979』です。

1990年代を代表するオルタナティヴ・ロックの雄、スマッシング・パンプキンズ。
当時あんまり意識してグランジとかを聴いていた訳ではなかったですがこのバンドは好きでした。
大学時代の思い出のバンド。
とくに『SIAMESE DREAM』(1993)と今回のシングル曲を収録した二枚組アルバム『メロンコリーそして終りのない悲しみ』(1995)は愛聴盤でした。どちらも90年代を代表する名盤だと思います。
このアルバムを聴くと当時住んでいた世田谷の経堂の街並やこのCDを買ったレコファン経堂店を思い出します。

1995年リリースの『メロンコリー〜』は二枚組全28曲というボリュームながら全体をひとつのテーマで統一された完成度の高いまとまりある内容。楽曲も粒ぞろい。幻想的なピアノの弾き語りから徐々に盛り上がっていくロック史上に記憶されるべき美しいアルバムのイントロダクションからはじまり嵐のようなDISC1、そしてDISC2の後半のメローでナイーヴな展開そして子守唄のようなエンディングまで。アルバムやアートワークのイメージのように夢想的に儚く美しいアルバム。ビリー・コーガンの才気あふれるパワー。

話はシングルに戻って。
『1979』は打ち込みのドラムのリズムから始まります。
シンプルなサウンドに乗ってギターのリズムとビリーコーガンの抑揚の効いた切ない爬虫類ヴォーカル。
胸を締め付ける徹底的にメロウな旋律。

青春小説のような歌詞も好きです。

この曲のPVもまさに青春映画って感じです。
無軌道な蒼い感じ、そして絶望一直線のアメリカ青春映画っぽい。イギリス映画ですが「さらば青春の光」みたいな。

冒頭にも書いたようにスマパン・サウンドの要、ジミー・チェンバレンのドラムが聴こえない作品。
このサウンドは奇しくも次作、『アドア』の予告させる内容でもあります。
次作ではジミーがドラッグのトラブルで一時バンドを離れたため打ち込み主体のサウンドに転換していきます。

因みにこの曲を聴くとフリッパーズギターの「星の彼方へ」を思い出すのは僕だけかも知れません。

このマキシングルは4曲入りです。
それらを紹介すると、
二曲目「UGLY」、四曲目「CHERRY」は「メロンコリー〜」の世界観に通じた内容。
三曲目「BELIEVE」はギターのジェイムズ・イハの作品でSSW名盤の誉れ高きソロアルバム『LET IT COME DOWN』を彷彿させるアコギの弾き語りの美しい作品です。

もうひとつ因みに「1979年」というと思い出すのが「機動戦士ガンダム」「さらば青春の光」「太陽を盗んだ男」「探偵物語」です。

『1979』〈words & music by Billy Corgan〉(04'25'')【1995】


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都市色

飴坊さん、niceありがとうございます!
by 都市色 (2008-02-01 23:07) 

ローラ

はじめまして。

スマパン1979がすごく好きなのですがスマパン好きな人が他にはまるであろう似たようなグループ何かご存知でしょうか?
by ローラ (2013-08-17 07:41) 

都市色

>ローラさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
お返事が遅れまして大変申し訳ありません。
スマパン好きがはまるであろう似たようなグループ、ですか。
難しいです!
御免なさい。
判りません。
明快なお答えが出来なくて申し訳ありません。
スマパンに似たバンド、あるんでしょうか、
あるんでしょうね。
すみません。
by 都市色 (2013-09-08 00:25) 

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