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『FLUORESCENCES / STEREOLAB 』 [仏ロック/90年代]


こんばんは。
前回に続いて90年代の洋楽青春シリーズ!
ステレオラブの登場です。

90年代後半から俄に盛り上がった“音響派”。
ステレオラブ、カクテルズ、ハイラマズ、トータス、シーアンドケイク、コンバスティブル・エディソン、などなど。ポストロックでモンドでラウンジでインテリでユーモラスでソフィスティケイトされたサウンドデザイン。日本でも人気がありました。僕もハマったクチです。
ジム・オルーク、ショーン・オヘイゲン、ジョン・マッケンタイアの御三家の作品なら外れ無し。
特にステレオラブについてはみんなレアなシングルを集めたりして。
僕も何枚か買ったりしましたが、それらの中でも今でも良く聴く大好きなマキシ・シングルを紹介します。
『FLUORESCENCES』《D-UHF-CD-14》です。

タイトル曲の一曲目、♪ポコポコ…とリズミカルなアナログシンセサイザーの音色からしてステレオラブ印なイントロ。
ショーン・オヘイゲンのアレンジによる流麗なホーンの調べ。
幾何学模様のように計算された華麗なメロディ。
レティシア・サディエールの知的でクールなヴォーカル。メアリー・ハンセンの美しいコーラス。姉妹のように寄り添う完璧な二人のハーモニー。メアリーは2002年に悲しくも交通事故で亡くなってしまいました。
マイルドかつ洗練されたサウンド。ステレオラブでしかあり得ない世界観。
“FLUORESCENCE”とは“蛍光発光”と云う意味です。

二曲目はアップテンポの明るいナンバー「PINBALL」。
弾けるようなムーグ音。

三曲目はメランコリックなワルツナンバー『YOU USED TO CALL ME SADNESS』。
レティシアとメアリーのスキャットのハーモニーが絶妙に奇麗。

四曲目はステレオラブ流ファンク『SOOP GROOVE#1』。13分にも及ぶ先鋭的なナンバー。実験的かつファンキーな演奏。

当時、ピチカートファイヴのFM番組に嶺川貴子さんがゲストで出演した時にこのシングルを紹介していて、それで気に入ってCDを購入しました。
この四曲で彼らの非凡な音楽センスを十分に楽しめる内容です。

『FLUORESCENCES』〈words & music by TIM GANE & LAETITIA SADIER〉(03'25'')【1998】



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コメント 5

はじめまして♪
このマキシ、イイですよね〜
トータス、ボーズ・オブ・カナダと一緒に
夜な夜なよく聴いてました♪
by (2008-02-17 16:18) 

都市色

こんばんは、はじめまして!
FUCKINTOSH66さん、コメント&NICE有り難うございます!
この曲に共感してもらえて嬉しいです。

洋楽のシングルもときどき取り上げていますのでよろしくお願いします。
by 都市色 (2008-02-17 19:34) 

北沢オーストラリア

こんばんは、chitlin改めまして北沢オーストラリアでございます。

コレはある意味、Stereolabにとって転機となった1枚なんじゃないかと思っています。この辺りからいわゆるラウンジへと振れて行ったような気がするんですよ。
なのに非常にポップ、そしてどこから聴いてもStereolabというのも強みでしょう。
こういうのも凄く好きです!
by 北沢オーストラリア (2009-11-19 01:11) 

都市色

>北沢オーストラリアさん、こんばんは。
スケールの大きなお名前ですね。
過去の記事にもコメントを頂きありがとうございます!
ラウンジポップ、いいですよね。
モンドですね。

by 都市色 (2009-11-21 01:13) 

NO NAME

Great information! I’ve been looking for something like this for a while now. Thanks!
by NO NAME (2010-11-22 09:59) 

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