『 IN THE STILL OF THE NIGHT / THE FIVE SATINS』 [DOO WOP]
こんばんは。
DOO WOPはお好きですか?
50年代から60年代初頭にかけて隆盛を極めた男性を中心としたヴォーカルグループの音楽。
ストリートで、都会のクラブ、で有名無名のグループたちに夜ごと歌われた名曲の数々。
春の宵に流れるドゥーワップの甘いバラード、とてもムードがあると思います。
本日取り上げる曲は「IN THE STILL OF THE NIGHT」。
ファイヴ・サテンズによるドゥーワップのスタンダードです。
このグループは1953年にコネチカットはニューヘヴンで結成されたヴォーカルグループ。
この曲はリード・ヴォーカルのフレッド・パリス氏によるオリジナルソングです。
フレッド氏はなんと3/26生まれだそう。
「IN THE STILL OF THE NIGHT」、訳すと“夜の静寂の中で”と言う感じでしょうか。
良いタイトルですね。ドゥーワップと言うとやはり夜の唄ですね。
このジャンルのタイトルには《 night 》または《 nite 》という単語が多く使われていますよね。
そしてフレッド・パリスの唄声も良いですね。
エンディングのファルセットも美しい!
YOU TUBEからの動画、よくぞ半世紀も昔のこのような映像が残されていたものだと感動してます。
素敵な映像ですね.バックのコーラスのメンバーの振り付けもイカしています。
B面は『THE JONES GIRL』。
アップテンポの陽気なナンバーです。
このシングルは勿論オリジナルではなくて、ご覧の通りリイシューレーベルのコレクタブルズからの再発盤です。
ドゥーワップを聴くようになったのは勿論山下達郎さんの影響ですね。
達郎さんのライフワーク「 ON THE STREET CORNER 」シリーズは深く影響を受けました。
コーラスパートをすべて独りでやってしまうというドゥーワップへの深い敬愛。
この音楽ジャンルが醸し出す純粋なせつなさ、慕情が好きです。
ストレートでシンプルなメッセージばかりですがそれが良いと思います。
それがメロディに乗って歌われると得も云われぬ感動を誘うのです。
初めて買ったDOO WOPのCDはライノからのコンピレーションでした。
唄の根源的な魅力に迫ったドゥーワップの音楽。
ストリートシンフォニーの不朽の輝き。
『IN THE STILL OF THE NIGHT』《COL 1471 A》〈words&music by FRED PARRIS 〉(03'02'')【1956】
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