『 I'VE BEEN WAITING / MATTHEW SWEET 』 [米国ロック/90年代]
今晩は90年代のご機嫌なロックを。
マシュー・スウィートで行ってみましょう!!
彼のサードアルバムであり、90年代のロックン・ロールの聖典、『GIRL FRIEND』。
青春の一枚。
その名盤のシングルカット『I'VE BEEN WAITING』です。
1991年の終りか翌年の初頭か、ミュージックマガジンで取り上げられていて、美しい女性のポートレイトのジャケットに釣られて購入したのです。そう云われてみると初めてのジャケ買いかも?
瑞々しいソングライティングとソリッドでゴツゴツとした演奏。
聴き返すと実にオーソドックスなロックンロール集。
高校に入ってからリアルタイムの洋楽のロックを聴き出して数年でこのようなアルバムに出会ったので、僕の中でマシュース・ウィートの『ガールフレンド』基準が生まれました。
なかなかこの基準値を上回る現役のロックアルバムはありませんでした。
さて『 I'VE BEEN WAITING 』。
バーズ直系の爽快感溢れるシンプルなフォークロック。
十二弦ギターが印象的です。
このアルバム自体素晴しいギターの音色が溢れている分けなのですが、ギターにはリチャード・ロイド(テレヴィジョン)、ロイド・コールら興味深いメンツが参加。
ニューウェーヴやらネオアコの重鎮たちと先祖帰りのロックを作り上げたのがユニークですね。
そしてこの PV。
彼がユニークなのはそれだけではなく、ジャパニメーションファンでもあったと云うコトです。
当時のマガジンのインタビューでもそこが印象に残ったのです。
オリジナル盤の『ガールフレンド』のCDのレーベルには寺沢武一氏のコブラのキャラクターがデザインされていました。
そしてこのシングルのジャケット、見え辛いかも知れませんが腕のタトゥーはラムちゃんだっちゃ。
現在でこそ日本の漫画やアニメの海外での熱狂的な人気は当たり前ですが、90年代当初このようないかついロックミュージシャンにアニメおたくがいるとは俄に信じられませんでした。
YOUTUBE によって上のようなPVを初めて見たのですが、何とも言いようのない世界ですね。
マシュースウィートに何の予備知識も無くこのPVだけみたらビックリするでしょうね。
それはそれとして二曲目はアルバム収録曲でもある『 DAY FOR NIGHT 』。
泣きのメロディ炸裂のロッカバラード。
ジョン・レノンっぽい感じですね。
ジョンのカヴァーもしていましたね。
リチャード・ロイドのギターソロ爆発。
三曲目は『 DOES SHE TALK 』。
こちらハードなブルースロックです。
歪んだブルージーなギターソロのオンパレード。
当時のボーナストラックにも入っていました。
この名盤の誉れ高き『ガールフレンド』もデラックスエディションがリリースされているのですよね。
まだ買ってなかったです。欲しい。
『 I'VE BEEN WAITING 』《74321 106902》〈 MATTHEW SWEET 〉( 03'36'' )【1992】
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