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『TRUE ROMANCE / 鈴木祥子』 [鈴木祥子]

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こんにちは。
行楽のドライヴに相応しいシングルを。
今年でデヴュー20周年を迎える女性SSW、鈴木祥子さんの『TRUE ROMANCE』です。
久しぶりに祥子さんのシングルをご紹介。祥子さんも天才ですね。
この作品は1995年リリースのアルバム『SNAPSHOTS』の先行シングル。
バート・バカラック作品のカヴァーミニアルバムを挟んでの二年ぶりのニューアルバムでした。

これまでの70年代の米国SSWからの影響の強い正統派なアプローチから、よりエモーショナルなロック色の濃いサウンドを志向し出した転機となるアルバムでした。
現在の『道なき道を往く』的な向こう見ずで自由奔放な音楽スタンスに通じる内容。
鈴木祥子の音楽の第二幕の始まり。
僕が祥子さんの音楽に興味を持ったのもこのアルバムからでした。
アルバムのジャケットに惹かれました。

祥子さんのドラム、当時のライフパートナーの菅原弘明氏のギター&鍵盤、そしてレーベルの音楽ディレクター名村 武氏によるベースというトリオ編成(通称『SNAPSHOTS』)を中心として制作された野心作。祥子さん自身の作品のみならず、GREAT3が楽曲提供したり、バカラックやレアな海外のSSWの曲をカヴァーしたり聞き所も沢山。

『TRUE ROMANCE』は運命の相手とこれから車での旅へ出かけるストーリィ。
菅原氏のエレキギターのストローク&エンジン音のような祥子さんの重いドラミングがイントロ。
うねる16ビート、ファンキーなエレピ、スワンプなブルースハープ
軽やかでメロウなストリングスも印象的。
そして祥子さんの魅惑のファムファタル・ヴォイス。
とてもカッコ良い曲に仕上がっています。

♪言葉はいつも感じたままを喋れない だから
本当のことを感じ合いたいの

♪目覚める度に何度も死んで 何度でも
そっと わたしは生まれ変わっているのに

この曲の歌詞を担当した川村真澄さんの印象的なフレーズが以後の祥子さんの生き様&音楽を暗示しているようです。
大好きな川島雄三監督の映画のタイトルで表現するのなら『女は二度生まれる』、でしょうか。
このアルバム以降、徐々に祥子さん自身の作詞作品が増えていきます。
曲のタイトルがタランティーノが脚本を手掛けた同名の映画を思い出させます。

カップリングは『モノクロームの夏』。
ちょっぴりフォークロック調のサウンド。
でもメロディは風通し良く爽やか。
ライヴでも時々演奏されます。
オリジナルアルバム未収録ですが、昨年リリースされた二枚組アンソロジーに目出たく収録されました。

今年はアニヴァーサリーイヤーと云うコトで、過去のオリジナルアルバム群のリイシュー、そして待望のオリジナルアルバムも待機しているとのこと。5/4に記念ライヴが都内で開かれたようですね。
またライヴへ遊びに行きたいです。

『 TRUE ROMANCE 』《ESDB-3557》〈作詞:川村真澄/作曲:鈴木祥子・菅原弘明/編曲:SNAPSHOTS 〉(04'30'')【1995】


SHO-CO-JOURNEY

SHO-CO-JOURNEY

  • アーティスト: 鈴木祥子
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/06/13
  • メディア: CD



SNAPSHOTS

SNAPSHOTS

  • アーティスト: 鈴木祥子,川村真澄,ハル・デイビッド,マーク・ムーギー・クリングマン,菅原弘明,名村武
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1995/06/21
  • メディア: CD



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