『GOOD ENOUGH / DODGY』 [英国ロック/90年代]
こんばんは。
六月ですね。
初夏に向けて爽やかなシングルをお届けしましょう!
ドッジーのヒットシングルです。
大好きドッジー。
90年代のイギリスの音楽シーン、いわゆる“ブリット・ポップ”なる言葉がメディアに溢れていましたね。
ブラーとオエイシス。
どちらもそれほど熱心に聴いていた訳じゃありません。
ブラーな「モダンライフ〜」と「パークライフ」が好きでした。
オアシスは友人から借りた「モーニンググローリー」しか聴いていません。
良いアルバムでしたね!
あとは殆ど聴いていません。
あの時代で一番好きだったのがドッジーでした。
ナイジェル・クラーク(vo&b)、アンディ・ミラー(g)、マシュー・プリースト(dr)の三人組。
ドッジーがオアシスやブラーほどの評価が得られなかったのが信じられませんでした。
活動を休止する迄の三枚のオリジナルアルバムはどれも素晴らしかったですね。
その中でもサードアルバムの「FREE PEACE SWEET」には衝撃を受けました。
とにかく楽曲の素晴らしさに尽きます。
メロディの明快さ。サウンドのカッコ良さ。
何のエクスキューズも要らないパワーを感じます。
これぞブリティッシュロックの遺産を受け継ぎながらも立ち止まらず前進している姿勢がひしひしと感じられました。
彼らの幅広い音楽センスが混乱するコトなく有機的に音楽の素晴しさに結びついている決定的な傑作でした。
日本で彼らの才能に匹敵するのはグレイト3でしょうね。
評価が低いとこ迄似ているのはイケマセンが。
そんな訳でドッジーの輝けるヒットシングル「グッド・イナフ」です。
聴いた途端に眩しいくらいのメロディの輝きが感じられます。
開放的なサウンド。
う〜ん。
何も言うことありません。
他の収録曲に移ります。
2曲目「SPEAKING ON TOUNGUES」 と3曲目「LOVEBIRDS ON KATOVIT」はアルバム未収録。
前者はブルージーなメロディとダイナミック演奏が印象的な曲。
後半はエレクトロニカでアンビエントな大団円。
ジャンルを超えて精力的に自由に音楽と対峙しているのがわかります。
後者はドッジーの過去の楽曲からサンプリングされた多くの音源を元に作られたインスト。
テクノ、ハウス風のサウンド。こちらもユニークな彼らの音楽性を感じます。
元々このバンドはライヴのみならずクラヴイベントも積極的に催していたのでこのテのサウンドと相性が良いのでしょう。
4〜6曲目はカヴァー大会。
リタ・クーリッジの「HIGHER AND HIGHER」
アル・ウィルソンの「THE SNAKE 」
そして大先輩、スモール・フェイセズの「I CAN'T MAKE IT」
選曲のセンスの良さが伺えます。
彼らは98年にナイジェルの脱退により解散しますが、翌年メンバーを補充して活動再開。しかしアルバムを一枚出して再び活動休止。この時期のアルバムは怖くて聴いてません。
噂によるとオリジナルメンバーによる再結成があるとかで少し気になっています。
また素晴しいサウンドで魅了してくれると嬉しいのですが。
一度彼らのライヴを観てみたかったです。
『GOOD ENOUGH』《POCM-1191》〈Nigel Clark / Mathew Priest / Andy Miller〉(04'02'')【1996】
私も都市色さんと同じく、90年代のUK音楽はさらっと流してました。
でも、この曲はなんとなく記憶にありました。
改めて聴くといい曲ですね。
カバーの選曲も「Snake」なんて、びっくりです。
また新しい発見ができました!
by Lo-Fi (2008-06-03 03:08)
こんばんは、Lo-Fiさん。
コメント&niceありがとうございます!!
気に入って頂けて嬉しいです。
当時、ヒックスヴィルのレギュラーラジオ番組で木暮さんがこの曲を気に入ってオンエアした記憶があります。
by 都市色 (2008-06-04 02:47)
Dodgyの"Good Enough"ですか、、、好きな曲です、というか自分の当時の記憶をいろいろ思い出させてくれる曲です。96年の8月にアイルランドを旅行したんですが(ちなみに現地で人気があるアーティストや楽曲はイギリスと酷似でしたが。Oasis一色でしたけどね)、その時にSpice Girlsの"Wannabe(当時は結構好きな曲でしたよ)" とこの"Good Enough"はラジオでかかりまくっていたので、何度か聞くうちに自然と好きになりました。個人的には”96年を代表する一曲”だと勝手に思っています。当時、内心”アメリカでは絶対受けない曲だろな”とも思いましたが。
あと、この曲の聴きどころというか、ポイントは
1、サビの部分の分かりやすい歌詞のリフレイン
2、あまり凝っていないアレンジメント(だから、部分によっては、やけにヴォーカルが際立って聞こえる)
ではないでしょうか?
P.S. そういえば、この曲がヒットして数年後に、映画館で見たグウィネス・パルトロウ主演のイギリスが舞台の映画”スライディング・ドア”の中で、この曲が購入歌としていい感じで使われていて、”おおっ”と思ったこともありましたが。
by Ouたstation (2009-01-29 20:39)
>Ouたstation さん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
ドッジーはメロディのセンスが良すぎるのかもしれません、通好みなのかも。
映画「スライディングドア」のコトは知りませんでした。
観てみたいですね。
ありがとうございます。
by 都市色 (2009-01-30 18:59)