『IF I ONLY KNEW （恋はメキメキ）/ TOM JONES』

こんばんは。
寒いですね。
朝の通勤通学が辛いこの季節。
世相も冷たいこの時代。
元気の出るファンキーな曲、行ってみましょう！
暗い世相を吹き飛ばす一曲！
『IF I ONLY KNEW』、というか我が国では「恋はメキメキ」という邦題で有名ですね。
歌うは英国を代表するパワフルなシンガー、トム ジョーンズです！
みうらじゅんさんのイラストで国内でもシングルカットされたり、CMソングとしても使用されたり、トム ジョーンズの名前を知らずとも聞き覚えのある曲かもしれません。
英国では国民的な人気を誇るエンターテイナー。
女王陛下からナイトの称号を授与されたほど。
ウェールズ出身と云うと新人歌手のダフィ嬢と同じですね。

この作品は90年代を代表するインパクトのある曲と云えます。
この判り易さ。
サビでトム氏が「♪MAKE YOU MAKE YOU LOVE ME」と唄っていてそれが「メキメキ」に聴こえるから「恋はメキメキ」。何と単純明快な！
我が国の洋楽に於ける邦題文化の伝統が炸裂しているとともに、90年代の『空耳アワー』の隆盛とリンクしている気がします。
この曲を収録しているアルバムは『THE LEAD AND HOW TO SWING IT』で邦題は『快楽天国』でした。こちらも全くノー天気なタイトルの付け方。

この曲を作曲＆プロデュースをしているのがトレヴァー ホーン。
ZTTレーベルから。
ご存知、元バグルスであり名プロデューサー。
通りでキャッチーなサウンド。
コミカルかつカッコいいですね。
作品に喝を入れるゴージャスな歌唱。
一度聴いたら忘れられません。

80年代はトレヴァー氏が関わったアート オブ ノイズとも共演してましたね。
英国にはもう一人、類い稀なる歌唱力を持つカルトなエンターテイナー、スコット ウォーカーがいますね。二人とも60年代中期からユニークな存在感を放ち続け、現在まで第一線で活躍してますね。



オリジナルは打ち込みのサウンドなのですが、この映像でのライヴでの生演奏の迫力と熱唱は凄まじいですね。60才を越えた人の歌唱力とは思えません。
JBに比肩し得るのではないでしょうか。
スタックス風なホーンのリフも御機嫌です。
そう、アルバム『快楽天国』はアトランティックレーベルからの配給によるリリースでした。

このシングルは輸入盤のマキシシングル仕様で、他の内容はこの楽曲のリミックスヴァージョンが5作品収録されています。殆どが90年代の主流であるハウスミックスです。

この時期のトム氏は、ティムバートンのB級SF迷作「マーズ アタック」（1996）に本人役で出演していました。この映画をリアルタイムで見たので印象深いです。

『IF I ONLY KNEW』《ZANGO59CD 6544-95819-2》〈Witten by RISE ROBERTS/HORN/JONES/WOOLEY〉（4’06’’）【1994】

コメント 2

いやいやパワフルですね。
まさに”メキメキ”（笑）

さすがにこの曲は聴いたことあります＾＾。

こんな風に歳取りたいわ～（爆）

てなわけで。
遅ればせながら今年もよろしくお願いします。

by DEBDYLAN (2009-01-07 22:00) 

＞DEBDYLANさん、こんにちは。
コメント＆NICEありがとうございます！
今年も宜しくお願いします！
トムジョーンズ氏はなんというか絶倫ですね！
いつまでも若い気持でいたいです。
今から鍛えておかなければ。

by 都市色 (2009-01-09 09:52)