『風がつれてきたStory/中島由紀江』 [高橋ひろ]
こんばんは。
11/4は高橋ひろさんの命日でした。
あれから3年、早いですね。
3日も4日もずっと仕事で慌ただしく過ごしました。
夜はひろさんのコトを考えながらこのブログをしたためています。
という訳で今夜はひろさん関連のシングルを。
楽曲提供作品です。
中島由紀江さんという女性歌手の「風がつれてきたStory」を。
以前もひろさんが楽曲提供をしたアニソンをご紹介しました。
この曲は、2004年の春の作品なので亡くなる一年半前の作品。
ひろさんらしい優しく大らかなメロディで大好きな曲です。
聴いていると安らぎを感じます。
ゆったりとしたミディアムテンポに身を任せ、旋律のメッセージに耳を澄ませます。
あのはにかんだ人懐っこい笑顔が浮かんできます。
自由に空を舞うような広がりを感じさせる旋律。
ミドル オブ ザ ロードの素敵なポップスです。
唄う中島さんの歌唱も伸びやかでナチュラルでソフトです。
「アロマ ヴォイス」という彼女のキャッチフレーズが相応しいです。
作詞の阿閉真琴さんによる歌詞もメロディのイメージにピッタリな素敵な内容です。
♪あなたが空なら ah 私は風になる
届くことない 果てまでも 飛んでいけるから
あなたが雨なら ah わたしは受け止める
胸をひらき この想いを 伝えたいから
それはあの日 風がつれてきたStory
高住りょうさんによる風通しの良いアレンジも秀逸です。
秋の穏やかな陽射しに包まれて聴きたい作品です。
ひろさんのセルフカヴァーも聴いてみたかったな。
カップリングは『PROMISE』。
この曲はひろさんの作品ではありません。
シティポップス歌謡風の作品。
少しハスキー気味に表現する中島さんの歌唱の別の魅力が味わえます。
このシングルはもっとプロモーション出来ればジワジワと多くのリスナーの支持を獲得出来たのになぁ、と思います。疲れた心を癒してくれる爽やかな歌謡ポップスです。
ひろさんがまだどこかで生きているんじゃないかとときどき思うのは変わりません。
もっともっとひろさんのコトが知りたい。
そしてもっともっとひろさんを知って欲しいと思います。
『風がつれてきたStory』《TECH-11001》〈作詞:阿閉真琴/作曲:高橋ひろ/編曲:高住りょう〉(5’27’’)【2004】
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