『BACHELOR KISSES / GO-BETWEENS』 [英米国以外のロック]
こんばんは。
秋の深まる夜に聴きたいゴー ビトウィーンズの名曲。
郷ひろみさんとは『GO』つながり。ウソ。
両者に勿論関係は全くありません。
GO-BETWEENS、大学時代、ネオアコに夢中だった頃に出会ったバンド。
オーストラリア出身です。
1984年のサードアルバム『SPRING HILL FAIR』からのシングル。
プロデュースとエンジニアにコリン フェアリーがクレジットされています。
コステロや元春のアルバムでもお馴染みです。
『BACHELOR KISSES』、独身者のくちづけ、ということでしょうか。
アップするジャケットのサイズが少しいつもより大きくなってしまいましたが、このシングルは12インチなので多めに見ましょう。
エンゲージリングがジャケットに写っていますね。
心が温かくなるような切なくなるバラード。
静謐さと叙情さを湛えたメロディと演奏。
派手さは無いですが、聴く程にじんわりと胸を打つ誠実な名曲。
♪君が聞いてきたコトを信じないで
誠実さは決して悪い言葉じゃない
今は独身者のくちづけを大切にしてくれないか
独身者のキスは君の額が相応しい
う〜ん、泣けてしまいます。
アルバムタイトルの『SPRING HILL FAIR』って日本のネオアコバンド、ブリッヂが記念すべきデヴューアルバムのタイトルに使っていました。
B面には二曲収録されています。
『RARE BREED』。
このバンドのもうひとつの魅力、捻くれたソリッドなエレクトリックギターアンサンブルによるロックサウンド。
ヴェルヴェッツ直系の不穏で尖った曲。
こういうゴー ビトウィーンズも好きです。
もう一曲はインスト曲『UNKIND AND UNWISE』。
少し穏やかなムードが漂うのですがリズムは不思議です。
エレクトリックギターの複雑なリズムとアコースティックギターの絡みが何とも言えない魅力的なコンビネーションを生み出しています。
あまりネオアコを最近は聴かなくなりましたが、この曲はときどき聴きたくなります。
ネオアコと云うよりはもっとニューウェイブというかオルタナティヴな感じがしました。
一度は80年代の終わり頃に解散しましたが、2000年に再結成。その後、2枚のアルバムをリリースして来日もしていますが、メンバーのヴォーカル担当のグラント マクレナン氏は二年前に亡くなってしまいました。
少し前にショック太郎さんのブログで知りました。
実家にシングルが置きっぱなしで紹介出来なかったのですが、最近持ってきました。
掛け値無しの名曲。
『BACHELOR KISSES』《W9156T》〈Written by ROBERT FOSTER & GRANT McLENNAN〉(3’25’’)【1984】
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