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『ROCK’N’ROLL WINTER / WIZZARD』 [英国ロック/70年代]

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冬到来!
寒いのは苦手と云えば苦手ですが、張り切って行ってみましょう。
冬と云えばこの曲、ロイ ウッド氏率いるWIZZARDのシングル『Rock 'n' Roll Winter 』。
またしても英国モノ。
ロイ ウッド氏の作品を取り上げるのは二度目です。
ロイ ウッドを知ったのは高校時代、岩本晃一郎氏が編集長を務めていた音楽雑誌『POP IND'S』でロイウッドの過去のアルバムのCD化で作品がレヴューされてたコトから興味を持ちました。ジャケット観る限りはあんまり買う気は起こらなかったので、実際に好きになったのは大学時代でした。

もちろんロイ氏にはこの時期にピッタリなあの曲がございますが、今年はこちらを取り上げたいと思います。こっちの方が好きなんです。あの曲は忘れていなかったら来年の今頃取り上げると思います。お楽しみに!
今回のシングルでもロイ ウッド氏同様、奇人呼ばわりされることの多いフィル スペクター氏のサウンドへの異常なこだわりも見事に作品の質の高さに反映されています。
暴力的なエレクトリックギターの轟音のイントロ!
迫力のあるドラミング、ベース、ホーンたちが塊となって押し寄せてきます。
エコーの効いた音の壁に包まれて、軽快でウキウキするようなメロディが冬の寒空にスパークしています!白銀を吹き抜ける疾風のような爽快さ。
うーん、ポップ シンフォニー。
モノラルです。
やっぱり冬って何だかワクワクしてしまうのはこういう曲の影響があるのかも?



奇抜なメイク!!獅子舞みたい。
または「なまはげロック」!
バックの演奏メンバーもなにやらサーカス小屋から抜け出した感じ。
ドキッ!へんなおじさんだらけの鬼畜大宴会?
揃いも揃って怪しいのに演奏しているのはとっても爽やかなポップンロール。
このギャップが堪りません。
キッスよりも早いのでは?いや、キッスも1973年デヴューでほぼ同時期なのですね。不思議です。
1974年のイギリスチャートで6位まで上昇しました。

B面は『DREAM OF UNWIN』。
この曲はロイウッドのペンではなく、C.GRIMAというクレジットになっています。
なにやら穏やかなメロディが続くミディアムテンポの長いイントロ。
インスト曲なのかと思うと、曲のエンディングあたりでようやくロイ氏の歌が始まって、すぐにエンディング。掴みどころのない作品。
よく聴くとトッド ラングレンにも声がちょっと似ているような。
B面はドラマのBGMみたいな作品がロイウッドには多いですね。

『ROCK’N’ROLL WINTER』《K 16357》〈Written by ROY WOOD〉(5’02’’)【1974】



Singles: A's & B's

Singles: A's & B's

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Repertoire
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: CD



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コメント 2

アコ

こんばんわ。
獅子舞みたいな(!)顔に魅かれて再生ボタンを押しました。
すごく良かったです!聞いててハッピーになりました。
ジングルベルとかより数倍いいですね。
by アコ (2008-12-12 00:20) 

都市色

>アコさん、こんにちは。
コメント&niceありがとうございます!
気に入って貰えて嬉しいです。
獅子舞と云うコトでお正月に取り上げれば良かったかも?
ロイ ウッド良いですよ。
シングル集も良いけど、アルバムなら「mustard」がおススメです。
by 都市色 (2008-12-12 16:30) 

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