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『PEGGY SUE / BUDDY HOLLY 』 [オールディーズ]

バディホリー.jpg

ちょっとご無沙汰。
引っ越しの荷物と格闘中にこんばんは。
二月三日。
今日は何の日でしょう?

そう、バディホリーの命日。
1959年の2月3日に飛行機事故で亡くなったロックンロールのオリジネーター。
22才の若さで亡くなりました。
彼こそがロックンロールの原型を作った男。
ロックンロールの骨格をデザインした男。
彼が亡くなった瞬間、ロックは一度死んだのですね。

バディ ホリー、僕も大好きですよ。
残された数少ない作品にも関わらずCDも何枚も持ってたりして。
何と今年がバディ ホリーの没50周年にあたります。
記念すべき50周年目の今年、この日、♪THAT'LL BE THE DAY〜という訳で、
偉大なる音楽家を偲んでシングルを取り上げましょう。

さぁ、A面は不滅のロッククラシックナンバー『PEGGY SUE』。
ドンドコ、ドンドコ……、という荒々しいドラミングが印象なイントロに胸が弾みます。
この曲のリズムを下敷きに銀次さんの『JUST A LITTLE LOVE』と元春の『SWEET 16』は生まれたのでしょうね。
今聴いても演奏も歌もちっとも古く感じません。
バディ氏が率いるクリケッツのドラマー、ジェリー アリソン氏とマネージャーのノーマン ペティ氏による楽曲。



しゃくり上げる様なユーモラスな唄い方、ゴキゲンですね。
こう云う映像が残っていると云う事実が素晴しいですね。
“ペギースー”とはアリソン氏のガールフレンドの名前です。
後に二人は結婚して、バディ氏は「PEGGY SUE GOT MARRIED」という曲も作ります。

B面は『MAYBE BABY』。
こちらはスウィートなポップンロールって感じの作品。
チャールズ ハーディン氏とノーマン ペティ氏の共作。



何も言うことはありません。カッコいい!!

半世紀も前の人物なのに何故かキョーレツな親しみを感じてしまうのどういうコトなのでしょう。
ヒョロッとした長身にメガネ。
爽やかな好青年風なルックス。
友達以上恋人未満な雰囲気。
何と云うか文化系な青年のイメージと云うか、所謂ロックンロールの持つ根源的な反抗やワイルドなイメージからかけ離れたスマートな物腰の柔らかさからなのでしょうか。
そこに他人の様な気がしないのかも。
ロックンロールとは知的でユーモアに富んだモノで精神を気軽に自由に解放してくれるものなのだと云うメッセージをバディホリーから僕は受け取った気がします。
彼はロックンロールの夜明けとともに消えてしまった訳で、その存在のミステリアスさは、リアルタイムで彼のステージを観たり録音に立ち会った人や家族や友人たちといったホンの一握りの関係者以外のすべての世界中のロックファンに対して平等なのですね。
そういう意味でもワンアンドオンリーな存在だと思います。

ちなみに2月3日は奇しくもジョー ミークが自殺をした日であり、フィル スペクターが忌まわしい事件を起こした日。
そして1959年2月3日は小西康陽さんのバースデイでもあります。
更に2月4日は山下達郎さんのバースデイ。
更にスペクターが事件を起こした次の日、それは大滝さんが「恋するふたり」のレコーディングを開始した日だそうです。「フィルスペクター/蘇る伝説」の巻末の大滝さんと朝妻一郎氏の対談で語っていました。
この偉大なるロックンローラーの名前を曲名にしたのはWEEZERでした。
こうしてロックンロールのレジェンドは更新されて行くのです。

ロックンロールよ永遠なれ。
NOT FADE AWAY....

『PEGGY SUE』《VIM-1004》〈J. ALLISON & N. PETTY〉(2’29’’)【1956】

ベスト・オブ・バディ・ホリー

ベスト・オブ・バディ・ホリー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: CD



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コメント 4

いとぞう

バディ・ホリー、2月3日が命日なんですね。それにしても22歳は若すぎますよね。バディ・ホリーは曲ももちろん大好きですが、このピースフルなルックスも大好きです。見た目もボーカルも人柄の良さが滲み出ていて。

元春が「SWEET 16」の時にバディ・ホリーの名前を出してましたね。ジャングルビート。
「NO DAMAGE」のジャケットの元春もバディ・ホリーを彷彿とさせるメガネで佇んでますよね。銀次さんも大滝さんも、ナイアガラファミリーは皆、影響を受けてますし。

ベスト盤を持ってるんですが、今聴いても本当に素晴らしい!永遠のロックンロールですよね。「エヴリデイ」「ハートビート」なども好きです。
by いとぞう (2009-02-03 20:22) 

うっち

お久しぶりです!
「音楽が死んだ日」ということですね。
しかも50年になるんですね。
歴史に「たら」「れば」はないけど、もしも事故に遭わずに生きていたなら、その後の音楽シーンはどうなっていたかと考えると...
ちょっとくらくらしてきます。

今年は何か記念盤でも出るのかな?
by うっち (2009-02-04 21:37) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
僕は元春を通じてバディ ホリーを知りました。
元春はバディホリーのバッジやTシャツも着ていた覚えがあります。
by 都市色 (2009-02-07 14:47) 

都市色

>うっちさん、こんにちは。
コメント&NICEありがとうございます!
50周年ですが、国内ではあまり話題になりませんね。
本国では三枚組と二枚組の編集盤が出るようですね。
気になります。
僕は以前発売されていた七枚組アナログボックスが欲しいです。
by 都市色 (2009-02-07 14:50) 

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