『KID / THE PRETENDERS』 [英国ロック/70年代]
こんばんは。
ニック ロウの名曲の次にはこんなシングルを聴きたくなるのです、僕は。
プリテンダーズの『KID (邦題:愛しのキッズ)』。
どちらも1979年の作品。
オールディーズ風のスウィートなロックンロールと云う感じで通じるモノがあると思います。
ドラムのパターンもちょっと似ていて。
♪ドン・ドン・ドン・ドコドン
そいえばニックロウはこのバンドのデヴュー曲であるキンクスのナンバーをプロデュースしてますよね。
女傑、クリッシー ハインド率いるロックバンド。好きです。
現在もロックシーンをサヴァイヴしている息の長いバンド。
パンク/ニューウェーヴ期に出てきましたが流行から外れたロックンロールの王道を感じさせるサウンドでした。
イギリスのバンドですけど、クリッシー女史自身はアメリカ南部の出身。
音楽ライター出身というのがユニークですね。
ライターとしてロックシーンを俯瞰するコトで自身の揺るぎない音楽観が形成されたのでしょうか。
「愛しのキッズ」は年上のクリッシー姉さんが少年に優しく語りかけている様な歌詞ですね。
頼りがいのあるクリッシー女史の情熱的かつどこかせつなさを湛えたヴォーカルが良いんですよねぇ。
逞しさの中に繊細さが見え隠れして。彼女の歌声も魅力的で大好きです。
イントロのシャドウズっぽいリードギターの低音がハートへズンズンと心地好く迫ってきます。
胸を焦がす永遠のメロディ。
冬の寒い夜の空気の中にホッと温もりを感じさせる歌です。
つい最近のライヴの模様です。
全く変わってないのが嬉しいですよね。
変わらずに転がり続けるコトのカッコ良さ、凄さ。
メンバーチェンジの絶えないバンドですが、デヴューからのオリジナルメンバーで80年代に一時脱退したあと90年代に復帰したマーティン チェンバースが今夜もドラムを叩いています。
シンプルな演奏で8ビートのグルーヴが伝わって来ますね。
少し珍しいアコースティックヴァージョンの「愛しのキッズ」。
因みに以前、元春のラジオでこの曲をリクエストしてたら応えてくれました。
1979年の音楽の特集で。
嬉しかったです!
B面は「TATTOOED LOVE BOYS」。
疾走感のある展開が印象的でリズムもユニークです。
こちらはちょっとパンクっぽいカッコいいナンバーです。
どちらもファーストアルバムに収録されています。
30年近く、ロック一筋に唄い続けているクリッシー ハインドの変わらない、凛とした容姿と志の美しさに敬礼!
『KID』《SFL-2456》〈Written by CHRISSIE HYNDE〉(3’04’’)【1979】
>うっちさん、こんばんは。
niceありがとうございました!
by 都市色 (2009-02-10 18:04)