『恋するチャック（CHUCK E.'S IN LOVE）/ RICKIE LEE JONES 』：03'54''：So-net blog

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『恋するチャック（CHUCK E.'S IN LOVE）/ RICKIE LEE JONES 』　[米国ロック／70年代] [編集]

こんばんは。
陽気な曲を今夜も。
リッキーリージョーンズの代表曲。
『恋するチャック』です。
有名な彼女のファーストアルバム『浪漫』の一曲目。

ちょっと気まぐれで、天真爛漫で、向こう見ずなお女の子って感じですね。
学生時代、クラスの中でちょっと不良っぽい女の子に惹かれてしまうコトがときどきありました。
この、“ちょっと”というのが大切で。
不良過ぎると怖いですし。
リッキーリージョーンズもそんな感じで。
センスの良い不良。
若い頃にちょっと無茶をしたりして、家出、タバコ、お酒、そしてクスリも少し。
沢山のボーイフレンドと恋をして、ブルースやジャズに心酔している女の子。
不安定で夢見がちな優しい女の子。
1930年代風のファッションを身に纏い、クールに澄ましている女の子。
パンクやニューウェイヴの嵐吹き荒れる1979年には異質なデヴューと云う気がします。
大人になって、若い頃の心の傷を素敵な音楽に変えてしまう女の子。

グッとくる重たいリズムのうねりに乗って軽やかに唄ははしゃいでいます。
歌うと云うよりは、コーヒーショップやバーで友人に楽しそうに話しかけているような感じ。
表情豊かで、無邪気な歌いっぷりに聴いていて微笑ましくなります。

チャック.Eと云う男の子、最近様子がヘンなの。
どうしちゃったのかしら？
彼はどうやら恋をしているご様子。
チャックEは恋している。
誰に？
それは……。

あたしに…。

とってもキュートな歌詞ですね。

ウェストコーストの名うてのミュージシャンを従えて、堂々たるソングライティング。
このアルバムは錚々たる当時の人気ミュージシャンが勢揃いしています。
スティーヴガッド、ジェフポーカロ、フレッドタケット、ウィリーウィークス、トムスコット、ニールラーセン、バジーフェイトン、マイケルマクドナルド、ニックデカロ、ジョニーマンデル、ランディニューマンなどなど。話題集めの為と云うよりは、リッキー嬢の噂を聞きつけて結果的に集まってしまったような感じがします。
ユニークな彼女の音楽性を表現するにはこのくらいのメンツは当たり前だったと思える程、『浪漫』というアルバムは素晴しいですね。
彼女の曲は様々な音楽ジャンルから成立していますが、それを勉強して学んだと云うよりは、若い頃に浴びるように聴いたり親しんでいるうちに知らず知らずのうちに音楽性が体に染み込んで来たと云う感じで自然な響きがします。
そしてバーバンクサウンドの顔役、レニーワロンカーとラスタイトルマンがプロデュースしています。
彼らとリッキー嬢は幼なじみだったとか。

B面は『ON SATURDAY AFTERNOONS IN 1963』。
1963年、土曜日の午後。
一転して穏やかなピアノの弾き語りによる美しいバラード。
しなやかで繊細な歌唱表現が耳元を撫でてくれます。
ノスタルジックな響き。

それにしても素敵なジャケットですね。
ノーマンシーフによる撮影。
うっとりします。

『CHUCK E.'S IN LOVE』《P-431W》〈Written by RICKIE LEE JONES〉（3’29’’）【1979】

2009-04-04 00:11 nice!(3) コメント(6) トラックバック(0)
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この曲大好きです＾＾。
イントロから聴くだけでワクワクしてきちゃう（笑）

こんな娘とデートできたら、
振り回されそうだけど楽しいだろ～なぁ＾＾。

アルバムしか持ってませんが、
ジャケットに使われてる写真はどれもキュートですね。

この曲が収録されてる1stと次の2ndアルバムが僕の愛聴盤です♪

by DEBDYLAN (2009-04-04 09:10)

都市色さん、
ごぶさたしました。Runyonです。
ほんとにいつも良い趣味してますよね。
リッキーリーは１昨年、ビルボードライブで生を見ましたが、
現在でも素敵です。ステージのラストで彼女のギターが
この曲のイントロを弾きだすと何だか体が震えてしまいました。
もし時間があったら彼女の自伝を含んだビデオ（今はDVDかな）
を見てください。生まれから始まって、トムウェイツとの恋など
彼女自身の人生も凄まじいのですが、曲との
関係なんかも語ってくれていて、他のビデオとはひと味違いますよ。

by Harry Runyon (2009-04-06 00:19)