『If she doesn't smile (it'll rain)/ Fantastic Something』 [英米国以外のロック]
こんばんは。
今宵もキラキラとした春めくシングルを。
ご無沙汰の洋楽です。
“ギリシャのサイモン&ガーファンクル”ことFantastic Something。
「何か素敵なこと」、素敵なグループ名ですよね。
彼らはギリシャ人の兄弟二人組のユニット。VIES兄弟。
双子だったと思います。
この二人組もネオアコ世代には忘れられないミュージシャンですね。
チェリーレッドからの記念すべき彼らのデヴューシングル『If she doesn't smile』。
アコギのリズミカルなストロークが放つ弦の繊細で爽やかな響き。
陽光を浴びた艶やかな草原を吹く春風のように穏やかなメロディ。
春景色の奥に佇む海原のように優しいヴォーカル/ハーモニー。
エンディングのハープの目の覚めるような瞬き。
色鮮やかな模様のジャケットが印象深い唯一の彼らのアルバムには未収録ですが、このレーベル発の名コンピレーション『pillows & prayers』の第二弾にも収録されています。
身につまされるような退屈な兄弟のドライヴ、せつない。
それもまた春....。
B面は『THE THOUSAND GUITARS OF ST.DOMINIQUES』。
『If she 〜』からヴォーカルとリズムトラックを抜いたのインストバージョン。
泉から絶え間なく沸き出すような瑞々しい美しい弦の音色にうっとりして下さい。
僕が所有しているシングルはチェリーレッドからのオリジナル盤ではなく、マニアックでカルトでポップな音楽を発掘し続ける大阪のレーベル、emレコードからのリイシュー盤です。
『If she doesn't smeile(It'll rain)』《EM7005》〈VIES - VEIS〉(3’12’’)【1983】
コメント 0