『ワンルーム ディスコ／Perfume』

こんばんは。
最近のシングルを申し訳程度ですが、紹介しましょう。
Perfumeのニューシングルです。
いやぁ、前回の伊東ゆかりさんからPerfumeへと44年の時間を飛んでしまいました。
タイトルは『ワンカップ〜』、じゃない、『ワンルームディスコ』。失礼。
彼女達の今年第一弾のシングルは、年度も改まって、あたらしい環境の元で一人暮らしを始めるフレッシャー諸君への応援歌って感じですね。
大学一年の四月を思い出しました。
新しい出会いの季節にピッタリな作品。
つくづく、シングルリリースと云うのは季節の便り、または季節感の先取りという意味も含まれているのですね。

まだ新しい部屋には家財道具が揃い切ってなくて、CDラジカセ（今はラジカセじゃないのかな）一台くらいしか無いのでしょうか？孤独な新生活の始まりを吹き飛ばすディスコで元気よく、でぃすこい！！
イントロのシンセの音色が80年代的、そして迫力あるコンガのリズムが絡んできて、カッコいいですね。クリアな打ち込みの重いビート、うねるベースライン、きらびやかな音色のシンセのフレーズ、めくるめくメロディ展開。
エンディングのドラムのヴァリエーションも楽しい。
新生活を充実させる高機能な家電新製品のように明るいエレクトリックなサウンドスケープ。
中田ヤスタカ氏のアレンジメントの緻密さは今回も聴きどころ。

♪今日は何だかね　おもしろいこともないし
　リズムにゆられたい　んだ　ワンルームディスコ

この「んだ」って訛りなのかな？
何か地方出身者っぽいですね。吉 幾三的で。
シャワーもない部屋のようだし、なかなかハングリーなのかも。

ライヴでも盛り上がりそうですねって、５月のライヴは外れました。
お生憎さま。

カップリングは『23：30』。
一転して柔らかい音色が夜更けを優しく包むようなミディアムナンバー。
夜の深淵へ沈んでいく二人。
シンプルなメロディ、淡々としたドラムループ、ヒンヤリとするオルゴールのようなシンセ。
ゆらゆらと儚い響き。
アコースティックな楽器も要所要所に鳴っていて、暖かさを残しています。
ピチカートファイヴの「眠そうな二人」を思い出しました。

初回盤は今回もDVDが付いていて、ジャケットで見られる赤白青の部屋を舞台に楽しいPVが展開しています。
シックな模様をあしらったカーテンやテーブルクロスのようなの三人の衣装も可愛らしいです。
かしゆかさんの美脚に目が行ってしまいがちでした。

『ワンルームディスコ』《TKCA-73430》〈作詞・作曲・編曲：中田ヤスタカ〉（5’06’’）【2009】

コメント 2

やはり来ましたか、Ｐｅｒｆｕｍｅのニューシングル！
と、言っても実はまだこの曲聴けてないんです。今度、買いに行く予定です。

ディスコ、というとやはり「チョコレイト・ディスコ」を連想してしまいますが、今回はワンルーム！
ワンルームをディスコにしてしまう、という発想がナイスです。「～ディスコ」シリーズにしても面白いかも。
by いとぞう (2009-03-31 21:47) 

＞こんばんは、いとぞうさん。
コメントありがとうございます！
「〜ディスコ」シリーズ、良いアイディアですね。
彼女達の「♪ディスコ」はお菓子みたいにとてもキュートに響きますよね。
by 都市色 (2009-03-31 22:59)