『ROCK & ROLL LULLABY / B.J.TOHMAS』 [米国ロック/70年代]
こんばんは。
オールディーズでもう一枚。
最近、買ったオールディーズ物に60年代〜70年代を代表する名作曲家コンビ、バリー マン&シンシアウェイルの作品集『GLITTER AND GOLD』があります。
ドリフターズの「ON BROADWAY」やライチャス ブラザーズの「フラれた気持」やロネッツの「WALKIN' IN THE RAIN」など色褪せるコトの無い作品を多く残したコンビであり、夫婦です。
そして今回ご紹介するシングルもこの名コンビの名曲。
尤も今回購入したCDには上記の代表曲は収録されていなくて、中級〜マニア向けの良い曲がいっぱいです。さすが英国のオールディーズ レーベルaceは今回も良い仕事です。
最近のaceはキング&ゴフィン、リーバー&ストーラー、バリー&グリーンウィッチ、ジェリー ラガボイ、ジャッキー デシャノン、そしてランディ ニューマンなどなど優れた作曲家の作品集を沢山出していて買っても買っても追いつきません。
それはそれとして、シングルです。
B.J.トーマスと云うと真っ先にバカラック&デヴィッドの名曲「雨に濡れても」が思い出されますが、カントリー出身で歌唱力のあるB.J.にはバリーマンの朗々たるコクのあるバラードが似合うと思います。実際B.J.はバカラック&デヴィッドよりもマン&ウェイル作品を多く取り上げています。
何よりB.J.トーマスらしさがバクハツしているのがこの『ROCK & ROLL LULLABY 』です。
何とマイルドな唄とメロディなのでしょう。
しっとりとしたフェンダーローズの響きに乗ってビターで程良い甘さの唄が聴こえてきます。
タイトルにララバイとあるように、聴いていると優しい気持で曲に寄り添ってしまいそうな懐の深いサウンドです。
♪SHA LA LA LAのコーラスが印象的ですね。
バックコーラスは女性陣がダーレン ラヴ率いるブロッサムズ、男性の方はなにやらビーチボーイズっぽいのですが、実際は違うようです。ただビーチボーイズ風なだけです。ブライアンはレコーディングに参加するコトになっていたようですが、すっぽかしたと云う噂です。
プロデュースがスティーヴ タイレルとアル ゴルゴニ。
南部系のポップスで素晴しい作品を残しました。
この曲を含むアルバム『BILLY JOE THOMAS』(邦題「スーパーセッション」)はタイトル通り、ゴージャスなメンツが揃っています。ジム ウェッブ、ジョン セバスチャン、ポール ウィリアムズ、キャロル キング、スティーヴィー ワンダーなどなど。
バリーマンのソロアルバム「LAY IT ALL OUT」をプロデュースしたのもスティーヴ タイレルです。
B面は『IT'S ONLY LOVE』。
B.J.トーマスとスティーヴ タイレルの共作。
「フラれた気持ち」を彷彿させるような熱唱系のスケールの大きなバラード。
『ROCK & ROLL LULLABY』を初めて聴いたのは山下達郎さんのラジオ番組でした。
十代の頃でした。
大人になっても十分味わい深い曲ですね。
バリーマンとシンシアウェイルは達郎さんのモスト フェイヴァリットの作曲家コンビですね。
『ROCK & ROLL LULLABY』《UP-347-S》〈Written by BARRY MANN & CYNTHIA WEIL〉(2’53’’)【1972】
グリッター・アンド・ゴールド~バリー・マン&シンシア・ワイル作品集
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ミュージック・シーン
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: CD
いやー超名曲ですよね。私も達郎のサウンドストリートで初めて聴いて以来、大好きな曲です。BJトーマス特集のテープは今でも持っています。しばらくして「Mighty Clouds of Joy」の入ったベスト盤を手に入れた時は嬉しかったなあ。その後、アルバム『BILLY JOE THOMAS』がCD再発されたときもすぐ買いました。Mann-Weilの「Sweet Cerry Wine」最高です。
じつはこの曲、8cmになっているので、そのうち紹介します。
by nakamura8cm (2009-05-12 14:07)
>nakamura8cmさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
良い曲ですよね!
短冊でも出てるんですか!
バカラックが書いた「everybody's out of town」も好きです。
by 都市色 (2009-05-14 12:56)