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『よくあることサ(IT'S NOT UNUSUAL)/ TOM JONES』 [英国ロック/60年代]

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こんばんは。
梅雨が明けずに鬱陶しい毎日が続きますね。
エアコンの効いた部屋で過ごせるのなら雨でも良いのですが、仕事で外出するのはウンザリ。
湿度も高いし、洗濯物も渇きません。
そんな不快な季節を吹き飛ばすような、元気で軽快なシングルをお届け。
メキメキ以来、SIRトム ジョーンズ氏に再びご登場願いましょう。

60年代の英国のレコード会社、デッカが誇るデッカい声の男、トム ジョーンズ。
彼の代表的なヒットシングルをコンパイルしたマキシシングル!
一曲目は「IT'S NOT UNUSUAL」。
普通ではない、という意味を「よくあることさ」と訳した当時の日本のレコード会社の洋楽担当者に敬意を表したいです。
僕も個人的に凹んだり、ガッカリしたことに出会うと、心の中で「よくあるコトさ」と呟きます。
ショックアブソーバー的な役割を持つ言葉です。
いかにも60年代の軽快なポピュラーソングのヒット曲って感じのウキウキするイントロ。



豪快なオーケストラを従えて、軽やかに底無しの絶倫なノドを鳴らしています。
何と粋なサウンドと歌唱なのでしょう。
この曲を初めて聴いたのは、ティム バートンの イカレた映画「マーズ アタック!」でした。
映画のエンディングで、アメリカ合衆国が火星人に襲われた後にトム ジョーンズ役として本人が唄うのですが、破壊されといて「♪よくあることさ」とはなかなかのブラックジョークでした。

二曲目は『WHAT'S NEW PUSSY CAT?』
『何かいいことないかい子猫チャン』という邦題が有名ですね。
この日本ならではのタイトルも素晴らしい。
ご存知バカラック&デヴィッドの名コンビによるコミカルな逸品。
実にユーモラスなサウンド。
コレも聴いてると頬が緩んでしまいます。
流麗なメロディメイカー、バカラックとしては少し意外な作品かもしれませんが大好きな曲です。
ワルツですけど、軽妙洒脱な楽しいアレンジが印象的。
バカラックのアレンジャーとしての才気も爆発しています。



同名のタイトルの映画の主題歌であり、ウディ アレンの初の脚本&主演作としても有名です。
サントラ盤もバカラックが担当しています。
トムジョーンズは表現豊かな歌唱スタイルで見事に唄いこなしていますね。

三曲目は『想い出のグリーングラス(GREEN, GREEN GARASS OF HOME)』。
少しカントリー風味のノスタルジックなバラード。

四曲目は『(IT LOOKS LIKE)I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN』 。
バカラックのヒット曲ではありません。
恋の痛手を朗々と熱唱するバラード!

トム ジョーンズの歌は濃いですが、僕には暑苦しさはそれほど感じられません。
カラッと痛快なノドの力に圧倒されるのです。

『IT'S NOT UNUSUAL』《POCY-1002》〈MILES & REED〉(2’01’’)【1965】


グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2004/11/03
  • メディア: CD



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コメント 2

yasutera77

トム・ジョーンズのご紹介ありがとうございます。
ジョンとの競演が楽しいですね。
日本でトム・ジョーンズのHPを運営しています。
色んなアーチストも取り上げています。
よろしかったら、遊びにきて下さい。
感謝!
by yasutera77 (2009-07-11 10:11) 

都市色

yasutera77さん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
「よくあることサ」の日本盤シングル、初めて見ました。
B面もバカラックのようですね。
「何かいいことないかい〜」のシングルも!
うわぁ素晴しい!
内容もボリュームもあるパワフルなサイトですね!
コチラこそ宜しく。
感謝!

by 都市色 (2009-07-12 03:51) 

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