『THE WORD GIRL / SCRITTI POLITTI』 [英国ロック/80年代]
こんばんは。
暑いですね。
日々、涼しげなシングルを取り上げるよう心がけていますが、コレはおススメです。
スクリッティ ポリッティ。
ポップでピッタリ、夏に相応しいですねぇ。
世紀の大名盤『CUPID & PSYCHE 85』のオープニングナンバーの12インチです。
ジャケットのチャーミングな女性はシャーリィ マクレーンでしょうか。
このシングルは小西康陽さんがポップ インズ誌上で好きな音楽の200選に挙げていて、大学時代に中古盤屋で手に入れたのでした。
A面は『THE WORD GIRL』。
まるで空調の利いた涼しげな音像空間。
人工美溢れるエレクトリック ビート。
緻密ながらおもちゃ箱をひっくり返したような無邪気なサウンド。
シンセサイザーのヒンヤリとした響き。
心地好く揺らめくレゲエのリズム。
バンドの要、グリーン ガートサイド氏による中性的でCOOLなヴォーカル。
プリズムのようなプールの中に潜って水中に差し込む太陽光線のゆらめきを眺めている気分。
音の魔術師、グリーン氏の才気バクハツ。
80年代ならではの向こう見ずな音作りが今聴いても新鮮です。
二曲目は『FRESH & BLOOD』。
これは『THE WORD GIRL』に女性ラッパーのRANKING ANNのライミングをフィーチュアしたものでそれ以外のバックトラックは同じです。
B面は『SCRITTI POLITTI TURN TABLE MIX』。
プロデューサーに巨匠アリフ マーディンを迎えてのリミックス作品。
『CUPID & PSYCHE 85』の楽曲をリズミカルに繋いだユニークな作品。
今は曲を聴きながらひたすらボーっとしていたいです。
と、言う訳でこれからボーっとしてきます。
ここらへんで失礼します。
『THE WORD GIRL』《VS747-13》〈Written by GREEN GARTSIDE〉(4’25’’)【1985】
コメント 0