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『ジョンとヨーコのバラード(THE BALLAD OF JOHN AND YOKO) / THE BEATLES』 [BEATLES]

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こんばんは。
9月9日、ビートルズの全オリジナルアルバムがデジタルリマスターで再発されますね。
音楽ファンの端くれとして、僕もきっと買うのだろう(フリッパーズ風に)。
どの時代のビートルズが好き?
と、聴かれると迷いに迷ってキンクスのパイ時代と答えるでしょう。
またはザ コレクターズのテイチク時代とか。ウソ。

散々逡巡してやっぱり後期でしょうか。
初めて買ったビートルズのアルバム(CD)が『ABBEY ROAD』だったので。
初めて聴いたアルバムは『OLDIES』でしたね。
兄貴がレコードをレンタルして聴きました。
そんな訳でビートルズの大好きな後期のシングルを。
後期と云うか末期と云うか。
末期症状というか。
「あぶないビートルズ」ですね。
「ビートルズ」なのに「ジョンとヨーコの〜」と銘打ってるんですから。
「笑っていいとも!」で「空耳アワー」を放送する様なものです。違うか。
詰まらない例えはともかく。

曲調はジョンらしい、シンプルでコンパクトなロックロール。
ジョン レノンと(当時は)謎の東洋の女性との新婚旅行(または、イカレた珍道中)を題材にした歌にバンドのまとめ役だったポールはどう思ったのでしょうか?
でも不参加のリンゴやジョージに変わって全面的にジョンをバックアップする姿が微笑ましいです。
寝ても醒めてもヨーコに夢中なジョンに、内心「やってられるか!」と思っていたのか、ポールの少しやけっぱちなリズムトラックの多重レコーディングが独特のグルーヴを放っています。
マラカスも振ったり、ハーモニーを付けたり、手拍子を入れたり、芸が細かいです。
エレキギターのオブリガードもヴァリエーション豊かで味わい深いです。
特に際立ったフレーズやメロディがある訳じゃないですが、不思議な勢いや魅力があり、個人的に大好きな曲です。
バンドの不協和音すら音にしてしまうリアルさがありますね。
ハッピーな曲調だけど、あんまりハッピーには感じられないのがいいですね。

この約1年後に、「LET IT BE(なるようになれ!)」というシングルを切って、脱退宣言するのもむべなるかな、と思います。
この曲のタイトルでの『BALLAD』とは、抒情的、感傷的な歌という意味ではなく、長い物語を題材にした歌という意味で使われていると思われます。



B面は『OLD BROWN SHOE』
ジョージの作品。
弾むようなピアノとドラムのリズムが印象的。
シニカルなメロディ。
Bメロの途中で聴こえる、ブンブンと跳ねるベースのフレーズがカッコいいですよね。
さすがポール。



秋からも、ビートルズの話題は尽きないですね。
BEAT(LES) GOES ON !!

『THE BALLAD OF JOHN AND YOKO』《AR-2301》〈LENNON - McCARTNEY〉(02’57’’)【1969】


ザ・ビートルズ・ボックス

ザ・ビートルズ・ボックス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2009/09/09
  • メディア: CD



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うっち

09/09/09、目前に迫ってきましたね。
MONO BOXが欲しいのですが...
なにせ高額なので、躊躇してます。

by うっち (2009-08-26 22:42) 

都市色

>うっちさん、こんにちは。
コメント&nice ありがとうございます。
そうですよね、高いですよね〜。
ビートルズは買い直す人が殆どなのだから、もう少し値段を下げて欲しいと思います。
monoの方が高いんですよね。
by 都市色 (2009-08-28 15:08) 

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