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『MERRY! GO! ROUND!/小島麻由美』 [小島麻由美]

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こんばんは。
魅惑の女性ヴォーカル三連発。
小島麻由美さんの久しぶりのニューシングル、『MERRY GO ROUND』。
1995年のデヴュー以来の所属レコード会社だったポニーキャニオンを離れて心機一転のニューシングル。
10月リリース予定のその名も『三年半ぶり、八枚目のニューアルバム』(!?)からの先行シングル。
一曲目の『MERRY GO ROUND』。
クラシカルなピアノのイントロ。
エレガントなメロディ。
古き良き時代の切ない愛の賛歌って感じの泣きのバラード。
恋人との永遠の誓いを乗せてゆっくりと廻り出す回転木馬。
ぐるぐると離れることなく愛も永久回転出来るように。
ゆめうつつの表情を湛えた、猫撫で唄声の小島嬢の可愛らしさが胸を切迫します。
息が止まる程美しい高揚する旋律。
一瞬と永遠を真空パック。
曲の周りにだけ何が不思議な靄がかかったようにドリーミィ。

♪世界は ふたりを乗せて 回り出した コースター
そして ふたりのことを 虹の色に 染め上げるのよ
メリー ゴー ラウンド

また名曲が生まれました。
ライヴ風なバンドサウンドの音像がかっこいいです。

二曲目以降の五曲はライヴ音源。
一曲目のムードと180度変わりますが、ライブ風な音像で繋がってます。

こちらは妖艶なオーラを漂わす小島嬢の魅力バクハツなテイク。
塚本 功、asa-chang等、お馴染みの勝手知ったるバッキングメンツによる、
夜の大人の社交場での怪しい煙に咽ぶセクシィな演奏。

二曲目の『パブロの恋人』。
イントロはギターの塚本氏の刻むルーズな4ビート。
妖しく演奏と絡み合う小島嬢の唄。
塚本氏のギターソロも切れ味タップリ。

三曲目は『スウィング♯2』。
一転、疾走感溢れる4ビートの演奏に乗ってお得意のスキャットが炸裂。
胸元に切り込んでくる官能的な歌声。
凄みを効かせながら、無邪気に自由に舞い上がります。
演奏が終り、自己紹介MCになるとまたいつもの、借りて来た猫のような小島さんに戻るギャップが面白いです。

上記の二曲はアルバム『パブロの恋人』(2004)からのライヴテイク。
残る三曲はアルバム『MY NAME IS BLUE』(2001)からのライヴテイク。
四曲目は『黒猫』。
ラテン風の気怠いリズムのドラミングに引きずられるように始まる昭和歌謡テイストな歌と演奏。
ネットリとヘヴィなムード。

五曲目は『うしろに気をつけろ!』
せつない小島嬢のアカペラの唄から始まり、ショッキングで愛憎入り交じる映画のハイライトのような劇的なシチュエーションが展開されます。
メランコリックな演奏が終盤にかけてスピードを上げていくのがドキドキ。
そしてゆったりとドラマティックな大団円の演奏で歌が終ります。

六曲目は『エレクトラ』
デイヴ ブルーベックの『TIME OUT!』のような五拍子に乗って、儚く漂うスキャットの色香。
♪ダバダバディヴィダ
虚ろな歌唱がサイケデリック。
フルートの深遠な響き、ハモンドオルガンの狂奏。
ファズの効いたエレクトリックギターが叫びます。
クラクラしそうなサウンドが解き放たれます。

五曲ともブルージィな歌姫の貫禄十分で聴き答えタップリ。
僕も一度は生の小島嬢の歌と演奏を聴くべきだと思いました。
今回のシングルは限定版ですので手に入れるのはお早めに。

『MERRY GO ROUND』《DDCB-12013》〈作詞・作曲・編曲:小島麻由美〉(04’39’’)【2009】
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うっち

発売直後に店頭の試聴機で聴きました。
思わず聴き入ってしまいました。
限定だということもあり、当然購入。

アルバム期待してましたが、延期されてしまいちょっと残念...
早く聴きたいところです。
by うっち (2009-11-30 08:06) 

都市色

>うっちさん、こんばんは。
コメント&niceありがとうございます!
小島嬢は天才ですね。
アルバムの延期はとても残念。
その分満足のゆく出来に仕上って欲しいです!
アルバムタイトルも延期された分、変更してますね。

by 都市色 (2009-12-01 00:29) 

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