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『GIRL TALK / CLEMENTINE』 [ジャズ]

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こんばんは。
ちょっとご無沙汰です。
今夜はフランスのジャズヴォーカリスト、クレモンティーヌさんのシングルを。
シングル『ジェレミー』のカップリング曲『GIRL TALK』。
10/11はこの曲を書いたアメリカの音楽家、ニール へフティの命日です。
この曲は映画『ハーロウ』のサウンドトラックの中の一曲です。
昨年の10/11にカルフォルニアの自宅で亡くなったそうです。
86歳でした。
実は最近までこの訃報を知りませんでした。
50年代はカウント ベイシ−楽団で名作曲家兼アレンジャーとして活躍しました。
60年代は映画音楽を担当して多くの名曲を残しました。
『バットマン(テレビ版)』、『おかしな二人』が特に有名ですね。
華麗で軽妙なメロディが特徴です。
聴いていると思わず頬が緩んでしまうチャーミングなメロディと洗練されたアレンジ。
『GIRL TALK』は上記のように『ハーロウ』という60年代の映画のために作られたインスト曲ですが、
ジャズ歌手のボビー トループが歌詞を付けて歌うようになってから有名になりました。
小粋で軽やかでムーディなセレナーデって感じのメロディ。
歌詞もタイトル通りに、噂やファッションや恋愛についてのたわいの無いお話が大好きな女の子たちの可愛らしさを扱った内容です。

クレモンティーヌ嬢のコケティッシュな歌い方が印象的です。
ピアノ、ドラム、ウッドベースのトリオ編成をバックにムーディに仕上げています。

こちらの動画はシックスティーズの女性歌手ジョニー ソマーズのバージョン。

http://www.youtube.com/watch?v=xvpiuBBB_d8

こちらはニール ヘフティ氏によるスコアの映画のオリジナル バージョン。

http://www.youtube.com/watch?v=l8p9NHQzLNQ

そしてボビー トループ氏によるバージョン。

http://www.youtube.com/watch?v=lDcCxaktex4

その他には日本で、井上睦都実さんがTOKYO’S COOLEST COMBと組んでカヴァーしたバージョンがありますね。
クレモンティーヌ嬢のカヴァーバージョンは89年の作品です。
改めて、ニール ヘフティの偉大な才能に敬意を表して、ご冥福をお祈りします。


それではシングルのタイトル曲を。
『ジェレミー(JEREMIE BOIT DU CAFFE LATTE)』。
この曲はコーヒー飲料のCMソングで使用されたのでご存知方も多いかと思います。
いかにもお洒落なフレンチポップスですね。
漂うような儚いメランコリックな調べ、作曲&編曲を戸田誠司氏が担当しています。
ポップス職人のいい仕事。
作詞はクレモンティーヌ嬢によるもの。
カプチーノの淡い響き。



クレモンティーヌ嬢と言うとあのコンテンポラリー プロダクションによるジャケットの『東京の休日』が思いで深いですね。ザ・渋谷系って感じの面子との競演盤でした。
このアルバムのライナーノーツでアルバム制作に参加した高浪敬太郎さんがニール ヘフティのファンで、クレモンティーヌ嬢に高浪さんが弾くピアノで『GIRL TALK』を歌ってもらったことが素敵な思い出、というようなコメントを残されていました。

それから、十月中は都合により少し記事の更新が滞る予定です。
気まぐれに時々お会いしましょう。
十一月から通常のペースで復活するつもり。

『GIRL TALK』《SRDS8252》<BOBBY TROUP-NEAL HEFTI>(03’15’’)【1993】
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