『CONCEIVED / BETH ORTON』 [英国ロック/00年代]
こんばんは。
絶賛停滞中の当ブログへようこそ。
どっこい生きてる『03’54’’』。
今夜は英国の女流SSW、べス オートン。
秋になると聴きたくなる、2006年リリースのアルバム『COMFORT OF STRANGERS』からのシングルカット。
『CONCEIVED』。
秋の収穫の季節に相応しいトラッド、フォーク音楽を彼女流にナチュラルに咀嚼した素敵なアルバムです。
英国のジョニ ミッチェルって感じのかっこいい大人の女性の佇まいですね。
このアルバムをプロデュースしているのがジム オルーク氏。
彼らしい繊細な音質への気配りが感じられる似て非なるサウンド。
まずはA面のタイトル曲。
ゆったりした16ビートから心地よいイントロが流れてきます。
べスさんの気取らない歌声がサラッとリズムに乗って聞こえて来ます。
アコースティック主体のアンサンブルの温かみ。
田園風景が浮かんできそうなやさしいメロディ。
サビの開放的な爽やかな調べ。
間奏のチターという弦楽器のソロ演奏のキラキラとした金属の響き、木漏れ陽の中に光の粒が軽やかに宙を舞うようです。ロマンティックなストリングスとのアンサンブルと相まって、奇跡的な時間が流れます。
http://www.youtube.com/watch?v=yOSbzSoiriU
B面は『RECTIFY♯2』。
アルバム収録曲の『RECITIFY』のバージョン違いです。
アルバムではテンポの早いアコースティックな感じですが、シングル版はゆったりとしたルーズな仕上がり。
黄昏どきを彷彿させるムーディなメロディ。
ウッドベースの太い音が印象的です。
ベースはジム氏が担当してます。
アルバム全般にロック勉強家、ジム オルーク氏のリズムに対する拘りも感じられます。
べスさんとの良いコンビネーションが味わえるアルバムです。
しなやかな彼女の唄も魅力的。
いつかライヴを観てみたいですね。
『CONCEIVED』《0946 350 406 7 8》<BETH ORTON>(03'22'')【2006】
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