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『恋は流星(Pt.1 & Pt.2)/吉田美奈子』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
しし座流星群は見られましたか?
あいにく僕の住む処では冷たい雨が降ってます。
今宵は晩秋の夜空に瞬く流星群のように素敵なシングルをご紹介。
達郎さんの次は美奈子さん。
『恋は流星( Shooting Star of Love)』。
70年代後半、同じレーベルメイトだった達郎さんと美奈子さんはお互いのアルバムをサポートし合ってましたね。二人とも実力派のソングライターであり天賦のヴォーカリスト。有りそうでないですよね。
今回の作品は美奈子さんの1977年のアルバム『トワイライト ゾーン』からのシングル。
そのシングルリリースに当たって新たにレコーディングされた別ヴァージョン。
アルバム未収録。
故 ペーター佐藤氏のイラストも良いですね。

A面は『恋は流星 Pt.1』。
6分あるアルバムヴァージョンを元に改変したコンパクトな4分台のシングルバージョン。
流れ星が次々と飛び散り瞬くようなイントロのウィンドチャイムの響きと華麗なストリングス&ホーン。
ミディアムテンポのゆったりと、タイトな16ビートを刻むリズムセクション(Dr:村上ポン太、Ba:高水健司、両氏)。街の色鮮やかな灯りのような佐藤 博氏のキーボード。
都会の夜空を彩るような達郎さんと美奈子さんの息の合ったコーラス。
達郎さんによるダイナミックでシャープなアレンジが美奈子さんの楽曲を更に豊かにしていますね。
昼間の喧騒に充ち、薄汚れた街の風景が、やがて夕闇を纏ってイルミネーションを煌めかせ、都市生活者たちの憩いと安らぎの場所へ変わっていく。
都会のソフトでメロウなムードを醸し出すサウンド。
美奈子さんの情緒を重んじた抑え気味の歌唱も素敵です。

B面は『恋は流星 Pt.2』
冒頭はポン太さんのタイトなドラムソロから入って、次にハンドクラップ、コンガ、ベース、ギター、鍵盤と徐々にアンサンブルが厚くなっていきます。
そして華麗なストリングス&ホーンが降ってきます。
美奈子さんはサビのメロディを中心に歌を展開していきます。
間奏ではPt.1にはなかったサックスとトランペットのソロが聴けます。
B面は70年代の日本の一流プレイヤー達の熱演をフィーチュアした仕上がり。
A面はフィラデルフィア ソウル、B面はシカゴ ソウルって感じでしょうか。



美奈子さんの『トワイライト ゾーン』や達郎さんの『スペイシー』『ゴー アヘッド!』とか、70年代後期の名作は真夜中に聴くとハマってしまいます。ドキドキワクワクしてせつなくなります。
因みの今回僕が紹介したシングル盤は90年代中頃に限定でリリースされた再発盤です。
オリジナル盤は手にしたことが有りません。
当時、90年代の若い音楽ファンに向けて、企画&リリースされたこの手の和モノの名作シングル群の再発の影響で今日、僕がこんなブログを書いている訳です。

『恋は流星(Pt.1 & Pt.2)』《VSEP-813》〈作詞・作曲:吉田美奈子/編曲:山下達郎〉【1977】


Twilight Zone

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  • アーティスト: 山下達郎
  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1999/06/23
  • メディア: CD



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コメント 3

ニコ

この頃の達郎氏もそうですが
美奈子さんの楽曲も素晴らしいですよね!
この曲は大好きでよくカラオケで歌ってましたw

大人っぽくて切なくてワクワク・・・。本当にそんな感じですよね。
また達郎・美奈子コンビ復活して欲しいです。
by ニコ (2009-11-23 18:18) 

都市色

>ニコさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
美奈子さんの95年のアルバム「EXTREME BEAUTY」には達郎さんがコーラスで参加してますが、それ以来の共演はないですね。
達郎&美奈子コンビの作品、また聴きたいですよね。
by 都市色 (2009-11-25 01:00) 

都市色

>うまNAVIさん、NICEありがとうございます!
by 都市色 (2009-11-25 01:01) 

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