『上海慕情／近藤真彦』

こんばんは。
冬にピッタリなシングルを幾つか紹介していきましょう。
先ずはマッチでーす。
2007年の一月にリリースされたシングル『上海慕情』。
カップリング曲ともども、筒美京平さんが手掛けています。
マッチと京平先生となれば、期待が高まりますが、ファンの想いに見事応えた素敵な作品です。
「ベストテン」の頃から、マッチの曲は大好きでした。
『上海慕情』はメロウでアダルトなバラード。
新年を迎えた上海での美しい夜景をバックに切ない別れの歌。
別れの内容の歌ですがジメジメとした未練はなく、新年を迎えて前向きに爽やかな希望を感じさせます。
恋人だった女性をジェントルに包み込む気遣いと優しさを残して。
エキゾチックなアジアテイストを絶妙にブレンドした京平先生のメロディも新鮮です。
そしてマッチの歌声も成熟さの中にも青さを残していて素敵です。
等身大のダンディな歌です。
とても素敵な40代のマッチですね。
ムーディな打つ込みのスムースなサウンドも効果的。
う〜ん、名曲。

カップリングは『情熱ナミダ』。
タイトルからして80年代のギンギラギンなマッチを思い出させます。
曲調もマイナー調のブルージーな歌謡ポップスって感じで。
作詞がノーナリーヴスの西寺郷太氏、そしてアレンジがCHOKKAKU氏と云うコトで、
こちらも抜かりのない鉄壁の仕事。
この作品でもマッチの成熟を感じさせる出来。

今年デヴュー30周年と云うコトで、マッチは最近ニューシングルをリリースされたようですね。

『上海慕情』《SRCL 6450》〈作詞：H.U.B／作曲：筒美京平／編曲：石塚知生〉（04’42’’）【2007】

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