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『幸せはパリで / パーシィ フェイス楽団』 [サントラ]

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こんにちは。
昨日は四月一日、エイプリル フールでした。
どんな法螺を吹きましたか?
APRIL FOOLと聞いて思い出すのが、バカラックのメロディ、
そしてそれがテーマソングになったこの映画『幸せはパリで』。
原題も『APRIL FOOLS』。
このサントラのシングルを紹介しましょう。

1969年に製作されたハリウッド映画。
主演はフランスの名花、カトリーヌ ドヌーヴ、そしてニューヨークの人情派、ジャックレモン。
僕が大好きな女優と俳優が共演しています。
監督はスチュアート ローゼンバーグ、ポール ニューマンの『暴力脱獄』で有名な方です。
ウォール街のうだつの上がらない証券マン(ジャックレモン)が彼の務める証券会社の社長婦人(カトリーヌ ドヌーヴ)と道ならぬ恋におちると云う物語。
この映画は大学時代に衛星放送でオンエアされたのを観たことがあります。
確かビデオに録って実家の何処かにあるはずです。
ドヌーヴ嬢とレモン氏という顔合わせからして現実離れしていまして、物語も不倫を描いてますが、ドロドロした感じではなくロマンティックで大人のおとぎ話のような微笑ましい仕上がり。
最後は彼女の故郷パリへふたりで駆け落ちしてしまいます。
決して歴史に残るような名画ではなく、他愛のないメロドラマと言ってしまえばそれまでなのですが僕はこの作品が好きです。夢のように軽くて甘美な感じが良いですね。
物語のテーマソングの『APRIL FOOLS』、バカラック&デイヴィッドの名曲です。
『雨に濡れても』『世界は愛を求めてる』と云った大ヒットに比べるとやや地味ですが、しっとりと大人の雰囲気を湛えた味わい深い曲ですね。
アダルトな映画の雰囲気にピッタリです。
春のゆったりとした柔らかな午後の陽射しに微睡むようなメロディ。
この曲を初めて聴いたのは小西さんのTOKYO'S COOLEST COMBOによる演奏でした。

この映画のサウンドトラックは数年前に紙ジャケで我が国から世界初CD化されました。
ずっと探していたのでとっても嬉しかったです。
素敵なジャケットなり。

さて、シングル盤の紹介。
僕が持っているのはサントラのコンパクト盤、33回転の7インチ。
A面の一曲目は勿論「APRIL FOOLS」。
劇中ではオリジナルシンガーであるディオンヌ ワーウィックが熱唱してますが、サントラ盤のアルバムにもシングルはそちらは収録されておらず、パーシィフェイス楽団による歌と演奏がフィーチュアされています。契約上の理由でしょうか。
パーシィ フェイス楽団と云いますと、何と云っても『夏の日の恋』、「避暑地の出来事」という映画のテーマソングのカヴァーですね。最高のイージーリスニングで大好きな曲です。
この楽団による流麗なオーケストレーションで奏でられる『APRIL FOOLS』も悪かろうはずがありません。イージーリスニングですが耳をそばだてて聴きたくなるような旋律と演奏。
サントラ盤のCDでの長門芳郎氏の解説によればこのパーシィフェイス版で聴こえる女性コーラスにはあのロビン ワードさんが参加されているそうです。この当時はジャッキー ワードと云う名前で活動されていたとのこと。う〜ん素敵な歌声です。



二曲目は「踊らない?」劇中のレモン氏とドヌーヴ嬢のダイアローグ(会話)です。
三曲目は「WAKE UP」。
サントラ盤はファンクロック、ラテン、ソフトロック、ブルースなど色んなアーティストの楽曲が収録されていますが、この曲はチェンバーブラザーズと云うファンクなバンドによる血気溢れる歌と演奏。

B面に移って。
一曲目、カリフォルニアというグループによる『SUGAR KITE』。
いかにもママス&パパス的な西海岸のサンシャインポップ。
上記の二曲はクラブでのシーンで流れていたと思います。

二曲目は再び劇中のダイアローグ『あなたはプリンス』。
映画音楽家マーヴィン ハムリッシュのオリジナルによるムーディなストリングスを配したメヌエット曲と「APRIL FOOLS」をバックに先述のふたりの愛の語らいが聞こえます。
この映画でのドヌーヴ嬢は当時26才くらいで、とっても大人のエレガーントな雰囲気で。
また観直してみたいですね。

実家に帰ったときに探してみようホトトギス。


『幸せはパリで』《SONE 70124》〈BURT BACHARACH - HAL DAVID〉(3'03'')【1969】


幸せはパリで-オリジナル・サウンドトラック-

幸せはパリで-オリジナル・サウンドトラック-

  • アーティスト: マーヴィン・ハムリッシュ
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/03/07
  • メディア: CD



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Harry Runyon

都市色さん、ごぶさたしてます。
相変わらず素敵なセレクションですね。
12月に青山のブルーノートにディオンヌ・ワーウィックを
聴きに行ったのですが、たしかバカラックのメドレーの一部
にこの曲を歌ってくれました。
私はこの映画、映画館で見てるんですよ(笑)
高校生だったかな?

それとひとつ思い出しました。「MASH」という映画の主題歌を
作ったジョニーマーサーが歌ものではないインストゥルメンタル

by Harry Runyon (2010-04-10 13:40) 

都市色

>こんにちは、Harryさん。
コメントありがとうございます!
こちらこそ、ご無沙汰です。
リアルタイムで劇場でご覧になってるとは!
羨ましい。
ディオンヌ ワーウィックのライヴも良さそうですね!
バカラックの来日は中止になってしまいましたが、
コメントが途中で切れてしまっているようですが、
宜しければまた続きを教えて下さいね。

by 都市色 (2010-04-12 11:45) 

Harry Runyon

途中で切れてしまってすみません。

「MASH」という映画の主題歌は確か「自殺は痛くない
Suicide is painless」という歌なのですが、その作曲家
ジョニーマーサーが歌なしのバージョンを当時シングルで
出していました。サントラには別バージョンが入っているのですが
アレンジはシングルの方が素晴らしく、中学生の頃、放送部
だったので、その曲をよくかけていたのです。
今はどこを探してもないのですが、都市色さんなら見つけられるかもしれません。
by Harry Runyon (2010-04-30 00:08) 

都市色

>Harryさん、コメントありがとうございます。
マッシュの映画音楽もユニークでしたね。
僕の友人が昔、シングル盤を見せてくれましたが、
音まで聴きませんでした…。
機会があったらチェックしてみたいです。

by 都市色 (2010-05-01 02:36) 

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