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『UN HOMME EST MORT / MICHEL LEGRAND』 [サントラ]

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こんばんは。
フランスのリイシューレーベル、vadim musicからまたまたレアなサントラ7インチが発売されました。
ジャック ドレー監督によるフレンチ フィルムノワールの一本「パリから来た殺し屋」(1972)。
音楽はミシェル ルグラン。
主演はジャン=ルイ トランティニャン。
僕は未見です。

A面はタイトルテーマのようです。
『un homme est mort』。
いかにも70年代って感じのファンクナンバー。
一連のブラックムーヴィーの音楽のような。
延々とワンフレーズを唸り続ける粘っこいベースとノイジーでエグいギターカッティングのツートップ。
そして酩酊気味な16ビートのドラミングが後を追います。
止めはクラクラとするような旋律、神経症でストレンジなハモンドオルガンのソロ演奏。
このまま夜の深淵へ、フェイドアウトまでひたすら繰り返される、危険な夜のファンク。
ハードヴォイルドなファンク。
あまりルグランっぽさが感じられません。



B面は『onyx bar』というタイトル。
何と云うか、う〜ん、エロモンド。
A面よりもルーズな16ビートとファンキーなハモンド演奏。
そして女性の官能的なあえぎ声が被ります。
トロバヨーリ先生の名作『SESSO MATTO』っぽいです。
喘ぎ方が『SESSO MATT』よりも少し激しい気がします。
この声はよもやクリスチャンヌ ルグランじゃないですよね。
この曲もルグランっぽさは希薄ですが、
ブレイクのところで降りてくるピアノの響きはエレガントなルグラン節。

ルグラン作品の中では比較的マイナーな物だと思います。
このサントラ自体はオムニバスでCD化されてます。
vadim musicさんにはこれからもレアで面白いサントラ7インチを掘り出してもらいたいです。

『un homme est mort』《VAD026SP》〈musique de michel legrand〉(03’35’’)【1972】



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