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『EMILY'S ILLNESS / NORA GUTHRIE』 [ウィスパーヴォイス]

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こんばんは。
更新が一週間以上も空いてしまいました。
その間に、出会い系の方達から見当違いの熱心なお誘いの書き込みを沢山頂きました!
まぁ、いつもの様にサクッと消しましたが。
それはそれとして。
最近は仕事もバタバタしてますが、CDやレコードを買いまくってまして、聴くのに忙しいのです。
ア、ハード デイズ ナイトって感じで家に帰ってごはんを食べて、音楽を聴きながらウトウト…。
それにしても洋邦問わず新譜でも素晴しい音楽が多いですね。
今年は豊作ですたい。
星くん!!

と、話が逸れました。
本題へ。
前回に続いてウィスパーものを。
一気に遡ってレイトシックスティーズのニューヨークへ。
アメリカンフォークの父、ウディ ガスリーの娘、ノーラ ガスリーのシングルです。
同じくシンガーであるアーロ ガスリーは彼女の兄です。
超レアなアイテムなのですが、我が国が誇る再発レーベル、エムレコードさんのご尽力により復刻されました。エンボス加工のジャケットに拘りが感じられます。多謝。
ソフトロック/ウィスパーヴォイスファンの間で密かに人気の高いノーラ嬢の幻のシングル。
1967年リリースの「EMILY'S ILLNESS」。
詳しいことは存じませんが、楽曲を創ったのはエリック アイズナー。
彼はあのピーター ゴールウェイとケニー アルトマンがフォフス アヴェニュー バンドを結成する以前に組んでいたストレンジャーズのメンバーとのこと。
そんな訳で悪かろうはずがありません。
ジャズ、フォーク、ボサノヴァが流行っていたグリニッヂ ヴィレッジの街で生まれた音楽。
ノーラとエリックのふたりは恋仲だったそうです。
長閑な秋の昼下がり、陽だまりの中のアシッドフォーク。
野に咲くコスモスの様に可憐で淑やかな歌声。
メランコリックな旋律。
バックに緩やかに流れるストリングスとチェンバロの響きも優しい。
ピースフルな白昼夢を演出するエンディングのテープの逆回転音。
実に60年代後半らしい。
デュエットソングではないけれど、カエターノ ヴェローゾ&ガル コスタの名盤「ドミンゴ」の中の歌の様にドリーミィな雰囲気がこの作品にも感じられます。



B面は「HOME BEFORE DARK」。
こちらもエリック アイズナーによるペン。
ゆったりとしたボサノヴァのリズム。
もの悲しいメランコリックな調べにうっすらとたゆたうホーンとストリングス。
ノーラの憂いを含んだ清らかな歌声。
泣き出しそうな曇り空のような雰囲気。
寂しい秋に聴くと哀愁が高まり、さらに切ないです。
このシングルが発表された1967年と云うとウディ ガスリーが亡くなった年でもあります。

『EMILY'S ILLNESS』《EM1083》〈Words & Music by ERIC EISNER〉(03’06’’)【1967】
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