『Summer Santa Claus ／ヌードパンツ』

こんばんは。
新しい音楽を紹介します。
まだ誰も聴いたことが無いであろう音楽家の作品を紹介出来ることは密やかな喜びであります。
新人の音楽ユニット、その名もヌードパンツ（Nudepants）。
ちょっと風変わりな名前，ですが決して色物ではないですよ。
その名前に一瞬、イアン デューリーの1st「new boots & panties」を思い出してしまうロックファンの僕です。
音楽性はまったく違うのですが。
メンバーはヴォーカルのMaiとギターのShowの二人組。
アコースティックな音楽を基調としたサウンドが魅力です。
先日，都内は恵比寿の小さなライヴハウスで彼らの記念すべきファーストライヴを観に行ってきました。
彼らのファンや知人や家族が囲む和やかなパーティムードのライヴでした。
その会場で手に入れた彼らのデヴューシングル「Summer Santa Claus」を紹介したいと思います。

「Summer Santa Claus」。
所在なき心の震えを音の響きへ変換した蒼いアコースティック バラード。
Showさんのもの憂げで繊細なギターストローク。
彼の透明感のあるメランコリックなメロディがハートを疼かせます。
そしてMaiさんのビタースウィートな唄とことば。
切ないモノローグ。
心の奥底から掬いだせない何かヒリヒリとする感情をありのままに見つめている言葉。
青空に浮かぶ月のような空虚な気持ちをドライに突き放す言葉。
そんな思いを受け入れながら前に進むうた。
ナイーヴな翳りを込めながらもまっすぐでテンダーな彼女の歌声が魅力的です。
パーカッションの控えめながら効果的なサポートもサウンドに陰影を与えてます。
タイトルは、やり場のない気持ちを季節外れなサンタクロースに例えてるのだと思います。

カップリングは「夢日記」。
ヌードパンツ結成以前に書かれたMaiさんによるオリジナル作品のアコースティックバージョン。。
ひたむきな想いをハートウォームなメロディで包み込んだ歌。
「Summer 〜」から一転、澄み渡るようにイノセントな彼女の歌声が印象的です。
Showさんのアコースティックギターの丁寧で爽やかなバッキングも歌を盛り上げています。
実はMaiさんは数年前まで女性アイドルとしてあるグループに在籍していました。
僕は当時から彼女の大ファンでしてMaiさんの音楽への情熱と才能をそのころから強く感じていました。
そのアイドルグループ時代のシングルも実はこのブログにて過去に記事にしています。
そして、時を経て再び音楽活動をスタート。
あのときの約束を履行するように、夢の続きが始まったようで嬉しい限り。
才能のあるパートナーとも巡り会えてこの先の活動を見守っていきたいと思います。

まだデヴューしたてですが、先日のライヴは小さいながら明るく暖かい光を浴びたような、ふたりの可能性を感じました。
12月18日（土）には新宿のネイキッドロフトでライヴが予定されてるので気になった方は是非。
詳細は Maiさんのmyspaceにて。
http://www.myspace.com/mai_g
曲の試聴も出来ます。

『Summer Santa Claus』《品番なし》〈作詞：Mai／作曲：Show〉（03’40’’）【2010】

コメント 1

＞inunekoさん、はじめまして。
niceありがとうございます！
by 都市色 (2011-06-25 18:11)