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『THIEVES / SHE & HIM』 [米国ロック/00年代]

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こんばんは。
輸入盤の7インチをもう一枚紹介しましょう。

二月頃にアメリカのAMAZON.COMへオーダーして、引っ越しの少し前にようやく届きました。
お取り寄せシングルはシー&ヒムのレアなドーナツ盤です。
約半年前に取りあげた「IN THE SUN」のシングル同様、すてきなトーンのスリーブにデザインされています。マニアは是非手に入れたくなっちゃう7インチ。

A面「THIEVES」は彼らのセカンドアルバム「VOLUME TWO」のオープニングを飾るナンバー。
ドリーミーでハートウォーミングな60年代初頭のガールポップなバラード。
キュートなんですがフォークロック風でもあり、ロイ オービソンやニール ヤングっぽいセンチメンタルなメロディが印象的。ズーイー デシャネル嬢のオールディーズへの硬派で気骨あるソングライティングが光ります。
ズーイー嬢のソプラノヴォイスも儚げでせつなく…。



タイトルは「泥棒」って意味ですよね。
と云うコトで、僕はインスタント シトロンの素敵なファースアルバム「CHANGE THIS WORLD」に入ってる「小さな泥棒」という曲を思い出します。
曲調はそれほど似ていませんが、ミディアムテンポの美しいバラードで名曲です。
シトロンも女性と男性の二人組ですし。
ご存じない方は是非機会があったらお聴き下さい。
she & him の音楽がお好きなら絶対シトロンは好きになるはず。

B面は「I KNEW IT WOULD HAPPEN THIS WAY」、マニアには嬉しいアルバム未収録曲。
国内盤のボーナストラックにも漏れてるぜ!
参ったか。
「こうなることは判っていたわ」と訳すのでしょうか。
こちらもズーイー嬢のペンによる、
鬱蒼とメランコリックな味わいのフォークサウンド。
ジョニ ミッチェルのような。
翳りのある美しい彼女の弾き語り、マッド ウォード氏のエレキギターの静かな嘆きもいい塩梅。
突然、リスナーを突き放すかの様な幕切れの短い曲ですが、寂寞感溢れる余韻がなんとも素晴しい。

と、云う訳でSHE & HIMの一刻も早い来日公演と次なる新作を期待しつつ記事を締めたいと思います。

追伸。
土曜日に「スコットピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団」という映画を観てきましたが、面白かったです。何となく「(500)日のサマー」に通じるモノがあったかな、と思いました。恋愛と非現実と音楽が魅力な青春映画というか。
いかがでしょうか。

『THIEVES』《MRG404》〈Words & Music by ZOOEY DESCHANEL〉(04’05’’)【2010】


ヴォリューム・トゥ

ヴォリューム・トゥ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: CD



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コメント 4

うっち

参りました!

アルバム未収録のB面、聴いてみたい♪
by うっち (2011-05-24 14:36) 

都市色

>うっちさん、コメント&niceありがとうございます。
参ってくださって恐縮です。
she & himのライヴが観たいですねー!来日希望!
by 都市色 (2011-05-26 01:22) 

シンプソン

SHE&HIMいいですよね、60年代を感じさせるコーラスはとっても大好きです。
日本でももっと人気がでたらいいのに…
SHE&HIMを聴くたびにそう思います。
by シンプソン (2012-11-23 20:16) 

都市色

>シンプソンさん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
返事が遅くなりまして申し訳ありません。
She & Him、いいですよね。
この時期だとクリスマスアルバムが聴きたくなります。
是非来日してライヴをしてほしいですね。
by 都市色 (2012-11-30 11:02) 

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