『恋の弱味/郷 ひろみ』 [歌謡曲/70年代]
こんにちは。
拙ブログも今回が555回目の記事です。
ゴーゴーゴーズ オン!
糸居五郎です。
よく判りませんが。
とにかく、ご覧下さってありがとうございます。
そんな訳で、
「ゴウです!」
555回目なので、ヒロミゴー。
ダジャレです。
苦しいダジャレに着いて行けるか、寒いダジャレが許せるか、がこのブログを楽しめる基準でしょうか。ロックンロールに免じて許して欲しいものです。
郷さんの1976年のシングル。「恋の弱味」。
橋本 淳&筒美京平というゴールデンコンビの作品。
少し大人の雰囲気を漂わせたロックナンバー。
イントロのエレキギターのカッティング、ピアノ、そしてホーンズ。
カッコいいアンサンブル。
ミステリアスな京平先生のメロディにもクラクラ。
タイトで硬質なリズムに乗って唄われる郷さんの中性的なヴォーカル。
橋本 淳さんの都会的な歌詞も良いんですよね。
♪ミルクの好きな子猫を抱きしめて 君はいつものエレベーターに乗る
何処へ行くのか その理由 教えてくれず
なぞめいた微笑み残し サヨナラと手を振る
僕と同じ世代でこの曲をご存知という方の多くは、近田春夫&ハルヲフォンの大名盤「電撃的東京」(1978)でのカヴァーがきっかけではないでしょうか。アイドル歌手を気取った近田さんの歌声もご愛嬌。
このアルバムにて、他にも橋本ー筒美作品である平山みきさんの「真夜中のエンジェルベイビー」も取りあげています。
B面は同じくこのコンビによる「さらば夏の光よ」。
郷さんが主演した同名映画のテーマソングです。
タイトル通り哀愁にみちたドラマティックなバラード。
この曲も良いです。
郷さんの歌の蒼さが活かされていて。
大学時代にTVの深夜放送でこの映画を途中から観たコトあったのですが,内容は忘れましたが良かった記憶があります。
さて先日、BSプレミアムで筒美京平さんの特番がオンエアされていました。
作曲家生活45周年ということでその偉大な軌跡を振り返る内容。
御年71歳の筒美先生のお話もお聴き出来ました。
シャイで優しくて、大変スマートで紳士な都会人と云う感じがしました。
いやぁ、感激しましたね。
番組内で,郷 ひろみさんが筒美先生に質問します。
デヴュー当時、郷さんの未熟な歌唱力に妥協して曲を書かれたのではないか、と。
それに対して筒美先生は答えます。
郷さんの音楽的レベルに合わせて曲を書いてはいなくて、当時の彼の魅力的な声質を活かそうとして作曲をしたと答えています。
良いですねえ。
そんな訳で次回も筒美京平作品を取りあげます。
『恋の弱味』《SOLB-362》〈作詞:橋本 淳/作曲・編曲:筒美京平〉(03'24'')【1976】
う~ん、カッコイイですね!
それぞれの歌い手が持つボーカルや雰囲気にマッチした曲を書く天才なんですね、筒美先生は。
BSでの特番、放送すること知ってたのに観逃してしまいました・・残念。
by いとぞう (2011-06-06 14:47)
>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
筒美先生のジェントルな佇まい、素敵ですよね。
日本の美徳を感じます。
郷さんの曲も良い曲が多いですよね。
カラオケで歌ってみたいです。
by 都市色 (2011-06-09 13:41)