『BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT / WILLIAM DeVAUGHN』 [ソウル/70年代]
こんにちは。
6／10未明に僕のブログ《03’54’’》への総アクセス数が100万を突破しましていました。
1,000,000ですよ。
ミリオンですよ。
ミクロンじゃないですよ。
まぁ、アクセスカウンターのコトは実はよく判らなくて実感が無いのですが。
2007年の8月の終りに始めた人生初のブログ。
三日坊主の僕が三年以上続けて、もうすぐ4年を迎えます。
継続は力なり？
という訳で、「BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT」。
「貴方が手に入れたものに感謝しましょう」。
そうだす。
ジューダス プリーストだす（by 安田謙一）。
僕が手に入れた、皆さんのこれまでのアクセスへ感謝です。
これまでご覧下さった皆さん、
それからブックマークしてチェックして下さってる皆さんに深く感謝します。
そしてこれまで紹介して来た大好きなシングルたちへの感謝。
yes, we are singles !!
さて本題。
歌っているのはウィリアム ディヴォーン。
70年代に活躍したフィリー系の黒人シンガー。
僕がソウルミュージックが好きになりだした頃に出会ったシンガー。
浪人時代に手に入れた彼のアルバム「BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT」。
小西さんと高浪さんがポップインズ誌上で選ばれた200枚の音楽の中の一枚。
それが程なく世界初CD化されたので手に入れました。
まだフィリー（フィラデルフィア）ソウルとか全然詳しくなくて、スタイリスティックスやデルフォニックス、ギャンブル＆ハフとかようやく知り始めた頃。
このアルバムが如何にレアな隠れた名盤なのか知らないのに。
90年代初頭はメジャーなモノのCD化を凌ぐ勢いで隠れた名盤が次々にＣＤ化され始めた頃でした。
レアグルーヴブームというのでしょうか。
とにかくウィリアム ディヴォーンのこのアルバムは死ぬほど聴きました。
フィリーソウルの素晴しさを知りました。
しなやかで洗練された、都会的なR&Bのお手本の様な。
もう全曲素晴しくて。
さてさてタイトルチューン「BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT」。
アルバムの核心ともいえるファンキーメロウグルーヴ。
彼のファーストシングルでした。
最初聴いたときは地味だなぁ、という印象でしたが聴けば聴くほど味わい深いサウンド。
コンガのソロのリズムに乗って、ベースとハモンドオルガン、そしてエレキギターのカッティングが鳴りだし、バスドラが重く大きな16ビートを響かせます。
夜の都会に相応しいサウンド。
そんな硬質なアンサンブルを縫うように淑やかに叩かれるヴィヴラフォンの音色。
この素晴しい演奏、
ドラムはアール ヤング、ギターはノーマン ハリス、オルガンにジョン デイヴィス、そしてヴィヴラフォンにヴィンス モンタナ。
後のMFSBを形成する錚々たるメンバー。
勿論、録音スタジオはシグマサウンド。
ハモンドのうねりとヴィヴラフォンの調べが真夜中の独特なムードを醸し出していてカッコいいです。
抑揚の効いたそれぞれのソロ演奏が密やかで魅力的。
♪君たちはキャディラックを所有出来ないかも知れないけど、
上手くやって行けることを忘れないで
自分たちがすでに手に入れたものに感謝しなさい
都会を逞しくサヴァイヴする若者へのメッセージとクールなサウンド。
オマー、マッシヴ アタックそしてヨ ラ テンゴのカヴァーバージョンもあります。
B面は「BLOOD IS SICKER THAN WATER」。
この曲も「BE THANKFUL FOR.....」の姉妹品の様なアンサンブルで、サウンドで良く似ていますが、ややこちらの方がロックっぽいでしょうか。
間奏のギターソロが熱いです。
ウィリアム ディヴォーンさんのファルセットのヴォーカルも良いです。
同じく「BE THANFUL FOR ...」 収録曲。
♪血は水よりも濃いと云うかもしれないけれど、間違いさ
愛ほど濃いものは無いぜ
このシングルは12インチで10年くらい前に再発されたものです。
二曲とも長尺な内容なので12インチじゃないと入りません。
オリジナルシングルはパート1、パート2が両面に別れていました。
という訳で、
これからも細々と好きなシングルを取りあげ続けて行きたいです。
まだまだ御紹介したいシングルは色々あります。
皆さんもおヒマなときはお付き合い下さい。
『BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT』《CMNT048》〈Witten by WILLIAM DeVAUGHN〉（06’59’’）【1974】
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: CD
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