SSブログ

『A St Tropez(サントロペで)/ Clementine』 [フレンチポップス]

kuremonthinu.jpg

こんばんは。
8/31、ハ月ももう終り。
学生の皆さん、元気ですかー!
宿題終りましたかー!
ももいろクローバーZの「ワニとシャンプー」状態ですか?
ハチハチハチハチデコッパチ。
終らない宿題。
学生時代の僕はまさにそうでした。
今は人生への課題が山積みなんですけどねっ!
ほっとけ。

まだまだ暑いですが、ときどき吹き抜ける風に涼しさを感じたり、
陽射しに柔らかさを感じたり、秋の影が忍び寄る今が僕は一番好きな季節です。
夏に相応しいシングルを日々お届けしています。
今回は8月なので8センチ、という訳じゃないですが。
久しぶりにクレモンティーヌさんのシングル。
前回はこちら

それにしても、
マダム クレモンティーヌよ、何処へいく?
親日家なのは嬉しいですけど、ちょっと暴走気味ではないでしょうか。
アニソンまでは理解出来ますけど新作カヴァー集のタイトルが「ヴァラエンティーヌ」。
「いい湯だな」「スーダラ節」のカヴァーは如何なモノかと。
「羞恥心」「マルマルモリモリ」「めだかの兄妹」。
カヴァーはミュージシャンのセンスが一番問われるもの。
なのに、
日本のお馬鹿なレコード会社の安易な企画モノに堕してしまったかの様な内容。
博愛主義も此所に極まれり。
貴女にはもう少しエスプリのセンスがおありだと思っていましたが。
好みの問題かもしれませんが…。
まぁ、いいや。

さて、本題。
クレモンティーヌさんによる、日本のポップミュージック界の気鋭のクリエイターたちとのコラボレーションアルバム「アンプリヴェ〜東京の休暇」(1992)。
気鋭のクリエイターたちとして白羽の矢が立ったのはピチカートファイヴの高浪慶太郎氏、オリジナルラブの田島貴男氏、そしてフリッパーズギターを解散したばかりの小沢健二氏、そしてゴンチチ。
いわゆる渋谷系〜外資系CDショップで人気のある国内ミュージシャンたち。
アートディレクションはコンテムポラリープロダクションの信藤三雄氏。
そしてプロデューサーは井出 靖氏、渋谷系のグルと呼ばれていました。
このアルバムがリリースされた1992年当時はまだ、「渋谷系」という言葉はありませんでしたが。
フランスのジャズ畑で活動する歌姫、クレモンティーヌさんがこのアルバムで広く国内に知れ渡るきっかけとなった作品でした。
僕もこのアルバムをリアルタイムで買って愛聴しました。
これを聴くと予備校生時代の夏を思い出します。

ある意味、このアルバムも云ってみれば日本向けの「企画モノ」ですが、この違いは何でしょうか。
まぁ、いいや。
そんな思い出のアルバムからの先行シングルを。

まずはタイトルソングの「A St Tropez(サントロペで)」。
田島貴男さんの作曲&アレンジによる作品。
クレモンティーヌさんのお母様、マルセラ ミッツさんがこのアルバムの全ての作詞を手掛けています。
彼女が綴る、在りし夏の海辺の想い出。
軽快でジャジーで少しファンキーなシャンソンに乗って。
涼しげなヴィヴラフォン、フリューゲルホルンの自由さ、ハモンドオルガンの陽気な響き。
クレモンティーヌさんのウィスパーヴォイスが弾むスキャット。
田島さんはクレモンティーヌさんとの仕事で「無国籍サウンド」を意識したと云います。

カップリング曲は「レテ〜夏(L'ETE)」。
こちらはゴンチチのお二人による作曲、アレンジはゴンチチとMa*Toさん。
静謐さと美しい倦怠感を内包した珠玉のボサノヴァ。
避暑地の涼しげな部屋で微睡んでいるような、時が止まった気分。
ナイロン弦の爪弾きに一瞬の儚さが煌めきます。
こちらも別荘で過ごしたヴァカンスの思い出の夏を描いた歌詞が素敵です。



「東京の休暇」と云うアルバムの見事な予告編とも云える先行シングル。

話は変わりますが、
先日、WAVEの全店が閉店になりました。
このアルバムは確か、錦糸町の西武デパート内にあったWAVEで買いました。
今は西武はLIVINという西武系のデパートに代わっていますが。
ここのお店は予備校帰りに途中下車して寄りました。
ピチカートとかオリジナルラブとかプッシュされてました。
渋谷系とWAVEは深かったですね。
大学時代はシネヴィヴァンで映画を観てから六本木WAVEや青山ブックセンターへ寄ると云う楽しい習慣がありました。
渋谷では宇田川町のHMVの向かいに建てられたクワトロWAVEが大好きでした。
名前の通りに渋谷クワトロのビルの中にあった店です。
WAVEのマニアックな品揃えがバクハツしていました。
サントラとかソフトロックが強かったですね。
中古レコードのレア盤を放出したり。
そう、この店の二階の洋楽売場で買い物していたら何と、高浪慶太郎さんにお会いしたことがあります。高浪さんもCDをお買い物中でした。
たしかソフトロックのイエローバルーンをお持ちでした。
思わず大学のノートにサインを貰いました。
そんな思い出があります。
二三年余りで閉店しちゃいましたが、大好きな店だったなぁ。

閉店となってしまって残念ではありますが、WAVEで培った音楽知識を糧に、
趣味趣味ブログを細々と続けて行こうと思います。
ありがとう、WAVE。

『A St Tropez (サントロペで)』《SRDS 8234》〈作詞:Marcela Mitz /作曲/編曲:田島貴男〉(03'43'')【1992】


アン・プリヴェ~東京の休暇

アン・プリヴェ~東京の休暇

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: CD



nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 1

都市色

>うっちさん、niceありがとうございます!
by 都市色 (2011-09-03 20:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。