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『CARS & GIRLS / PREFAB SPROUT』 [PREFAB SPROUT]

cars-and-girls.jpg

こんにちは。
秋の連休ですね。
えぇ、僕は働いてましたよ。
行楽のドライヴに相応しい曲を取りあげちゃいましょう。
え、もう連休は終り?

プリファブ スプラウトの12インチシングル。
「CARS AND GIRLS」です。
前回がCKBなので「車と女」繋がりが裏テーマなり。
イイネ!
キリンジにも「車と女」って曲がありましたね。

プリファブ スプラウトがもっともアメリカンロック/R&Bへ接近したアルバム「FROM LANGLEY PARK TO MEMPHIS(邦題は「ラングレーパークからの挨拶状」)」からのシングル。
彼らにしては比較的シンプルなロックナンバー。
でも歌詞はやはり一筋縄ではいかなくて…。

♪ブルース風の夢 人生はハイウェイ
 ほとんどの道は僕のいるところを迂回して行くか
 どこへも続いていかない

ブルース スプリングスティーン的な「人生はハイウェイ」論をパディなりに表現しているようで。
少しひねくれて冷めているのが彼らしいところ。
明日なき暴走に繰り出すほどにパディは情熱家ではないのでしょう。
パディの故郷、英国はニューキャッスルから10マイルに位置するラングレーパークから遥かアメリカの国道66線、そしてエルヴィスの生地メンフィスに想いを馳せます。



サビのフレーズいいですね。

♪だけど僕らをご覧よ
 車に乗るのはもうおやめ
 車や女たちよりも心を痛めることがあるんだ
 ほら僕らをご覧よ
 若かった頃に比べどれだけ成長したと云うんだい?

人生はハイウェイよりも険しいのさ、
車と女にうつつを抜かしてちゃダメだよ、と説くパディ。
少しほろ苦くも胸の透くメロディラインとイントロのウェンディ スミス嬢のスキャットがプリファブ スプラウトらしいですね。

以上、A面はパディとジョン ケリーによる共同プロデュース。
B面には二曲収録されており、どちらもアルバム未収録でパディによるプロデュース。

1曲目は『VENDETTA』。
プリファブ流のロカビリー作品。
なかなかカッコ良いです。
パディのヴォーカルがちょっとセクシィでエルヴィスを意識してるかも。

2曲目は『ZERO THE ZERO』。
ミディアムテンポのロックンロール。
レーベルメイトのKANE GANGやHURRAH !っぽいですね。
パディのエレクトリックギターとハーモニカがフィーチュアされています。

三曲ともライヴっぽいシンプルなバンド演奏に重きを置いたサウンドが印象的。
ロックバンド然とした雰囲気が意外な気がします。

「ラングレーパークからの挨拶状」も良いアルバムなんですよねぇ。
名盤。
今回紹介したアルバム未収録曲やデモ音源とかを足して、デラックス エディションをリリースして欲しいのですが、パディは全然興味が無さそうですね。
勿体ない。
ま、首を長ーくして新作も期待してます。

『CARS & GIRLS』《SKX 35》〈Written by Paddy McAloon〉(04’26’’)【1988】


From Langley Park to Memphis

From Langley Park to Memphis

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2001/07/18
  • メディア: CD



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