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『おやすみパラドックス/やくしまるえつこ』 [邦楽女性アイドル10年代]

PARADOKUSU-2.JPG

こんばんは。
 前々回の楳図かずお先生の「新宿烏」、
か ら の〜!

して、
前回の近田さんの「エレクトリック ラヴストーリー」、
か ら の〜!

やくしまるえつこさんの「おやすみパラドックス」なり〜!

相対性理論のヴォーカルである彼女のファーストソロシングルの12インチが最近リリースされました。。オリジナルCDのリリースは2009年。
ハイ、ピンと来た方、謙三、その通り。
この曲は近田春夫さんの作曲/編曲によるものです。
やくしまるさんと近田さんのコラボがどのような経緯で行われたのか存じ上げませんが、
双方のファンと致しましては大変喜ばしいことでありました。

2年前リリースされたシングルでしたが、
某大型ネットショッピングサイトのレヴューではけんもほろろでした。
僕は気に入ってます。
近年のテクノポップブーム、そして最近の80年代前半のニューウェイヴの再評価を鑑みるに、このシングルに提示されたサウンドはまさにストライクど真ん中ではないでしょうか。
新世紀発のポップミュータント、相対性理論の日本のロック史における位置づけー
脈々と続く、和製ニューウェイヴの最新型ーとして。
相対性理論を初めて聴いた時も特に目新しさに魅かれた訳ではなく、彼らのサウンドの精度の高さに魅かれたのです。
その精度とは職人的なポップスセンス。
まさに80年代に近田さんが仕掛けた鋭い遊び感覚に通じていました。
そんな訳で「おやすみパラドックス」。
早瀬優香子さんが憑衣したかの様なウィスパーヴォイスを聴かせるやくしまるさん。
“ティカ ・α”こと、やくしまるえつこさんによる言葉遊びのひらめきが80年代的に意味不明。
そしてアンニュイでご機嫌ななめなメロディを染み込ませたエレクトロニカファンク。
ビブラトーンを活動休止以降はテクノシーンにて、SCSI-TR、NO CHILL OUT、Riceなどの変名でソロ活動をされているだけあってサウンドの現役感はバッチリ。



聴くほどハマります。

B面は「ジェニーはご機嫌ななめ」。
近田春夫さんの代表曲でもある、
テクノポップの記念碑的名曲詣でなカヴァー。
しかも近田氏と並ぶテクノポップ/ニューウェイヴ界の名誉音楽家、高橋ユキヒロ氏による、ラウンジ風なキュートな打ち込みサウンドで味付け。レジェンドな歌声での「♪パッシュ ワリ ワリ」コーラスもハマり過ぎ。
やくしまるさんのヴォーカルも原曲のイメージにピッタリ。
豪華なスタッフに囲まれながらも、淡々とその存在感をアピールしてしまう才女やくしまるさんでした。

さぁて、次回の『03’54’’』は最新型のテクノポップなあの三人娘のニューシングルをお届けします!!

『おやすみパラドックス』《JS12S052》〈作詞:ティカ・α/作曲・編曲:近田春夫〉(04’33’’)【2009】

おやすみパラドックス

おやすみパラドックス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: King Records =music=
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD



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