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『プリーズ!プリーズ!プリーズ!/Twinklestars』 [さくら学院]

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こんばんは。
大好きなアイドルソングをこれでもかこれでもかとかけまくる『03'54''』。
前回に続いて、『アイドル・ソング・クロニクル』で紹介された楽曲を取り上げましょう。

今回はティンクルスターズ。
フロム さくら学院。
架空の学校法人『さくら学院』を舞台に、学園生活&クラブ活動とエンターテイメントを融合させた、ユニークな女性アイドルグループ。アミューズが手がけています。
さくら学院には小等部、中等部があります。
よって、中等部の卒業とともにグループからも卒業になります。
これぞ《成長期間限定ユニット》。
そして、学園での少女たちを育成するプロデューサー、校長は放送作家、シンガーソングライターでおなじみの倉本美津留氏。

ティンクルスターズは別名“さくら学院バトン部”。
バトントワリングを得意とする女の子たち、7名。
彼女たちはシングルを二枚リリースしているのですが、これが実に素晴らしいです。
『アイドルソング~』で彼女たちをちゃんと知りました。
彼女たちの活動をリアルタイムで追えなかったのは悔恨の極みであります。
歌っている女の子たちの美しさ、可愛らしさ。
パフォーマンスの素晴らしさ。
そして楽曲の素晴らしさ。
その全てが満点。
華があります。
非の打ち所がありません。
此処には僕がアイドルに求めているものが過不足無く存在しています。
特にバトン部リーダーであり、さくら学院初代生徒会長である武藤彩未さんの存在感、比類なきピュアネス。

さて、この作品をはじめ、ティンクルスターズの楽曲の作詞作曲、そして編曲を手がけてるのが沖井礼二さん。
元シンバルズ。
渋谷系ムーヴメントの末期に人気を博したバンドのメンバーでした。
沖井さん以外のメンバーは、現在はソロシンガーとして活躍する土岐麻子さん、南波志帆さんを手がけるプロデューサー、矢野博康さんと錚々たる顔ぶれ。

ティンクルスターズの作品には沖井さんによるガレージロック/パワーポップサウンドとアイドルソングの見事な調和があります。
弾けるようなバンドサウンドと清らかな女の子たちの合唱。

まずはタイトルソングの『プリーズ!プリーズ!プリーズ!』。
タイトルはジェームズ・ブラウンの名曲からの引用でしょうか。
ベースとピアノのユニゾンするリズミカルなリフからワクワクします。
そして荒々しいバンド演奏に乗って

♪ナーナーナーナナナー チュッチュッチュー チューチュー

というティンクルスターズのみんなの愛くるしいコーラス。
そして爽やかな朝の登校風景を描いた歌詞。
女の子が朝起きて、急いで支度して、家の玄関から登校するシーンを単語の羅列だけで表現する作詞テクニックも見事。
そして登校途中に見かける気になる男の子、密かに思いを寄せる彼への奥ゆかしい振る舞い。
高鳴る胸の思いをドライヴする演奏とポップなメロディに寄せて。
武藤彩未さんの澄んだ歌声も切に響きます。



素晴らしいPVですね。
天使ですね。
バトン部としてのパフォーマンスも一級です。

カップリングは『天使と悪魔』。
こちらも名曲で、The Whoの『My Generation』を髣髴させるようなMODなロックサウンドに乗ってキュートなメロディが疾走します。
自分の中にいる“ポジティヴな天使”と“ネガティヴな悪魔”との葛藤が恋路を迷わせる、という歌詞。
そして最後に決断するのは?
ティンクルスターズのユニゾンの合唱は透明感があって爽やか。
前のめりにドタバタと暴れる演奏に乗っても朗らかに軽やか。
演奏はハードですが、間奏はエレガントなピアノソロが配置されたり、ヴィブラフォンも鳴っていたり、音色はカラフル。さすが沖井礼二さん。
二曲とも沖井さんのテクニカルなベースプレイも堪能できます。
そういえば、少し前にtwitterでカーネーションの直枝さんがティンクルスターズのファーストシングル『Dear Mr. Socrates』をダウンロードで入手して、曲を高く評価していましたね。
このシングル、僕も好きです。また近いうちに紹介したいと思います。

アイドルソングの持つ、清楚で純潔な魅力をまばゆいほどのキラキラしたバトントワリングで表現するティンクルスターズ。
惜しむらくはリーダーの武藤さんが今年の春に卒業してしまったために、現在は活動休止状態であること。
メンバーたちは現在はさくら学院の他のクラブ活動へ参加しています。
もっとも有名なのは重音部のBABYMETALですね。
科学部のロヂカもデヴューしたばかり。
どちらもなかなかです。
さくら学院本体の曲では『ベリシュビッッ』もイイですね。

でも一番残念なのは武藤さん自体も、卒業以降の芸能活動が無いこと。
その可憐で完璧なアイドル性。
実にもったいないです。

是非、また歌手または女優として活動して頂きたいです!!

 ♪ずうずうしかな でも
  お願い!

『プリーズ!プリーズ!プリーズ!(見学盤)』《LDGF-00002/B》〈作詞/作曲/編曲:沖井礼二〉(03'43'')【2011】

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コメント 2

いとぞう

この曲、耳に残るフレーズとメロディで、つい口ずさんでしまいますね♪
手掛けているスタッフも優れた方たちなんですね。そこに一級の表現力が加われば至宝のアイドルポップス完成ですね!
それにしてもアイドル自体が儚い魅力あるものだけど、さくら学院は特に儚いですね。もっと長く続ける方法があれば良いのに・・でも、だからこそ輝く瞬間を見届けたいと思うものなんですよね。
by いとぞう (2012-11-25 23:56) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
ティンクルスターズの曲は覚えやすいし、もっと広く知ってほしいです。
こういう曲がテレビからバンバン流れてほしいです。
有限だからこそ、夢中になれる。
そして無茶が出来る。
アイドルは儚いけれど、アイドルポップスは永遠ですね。
by 都市色 (2012-11-29 22:42) 

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