SSブログ

『ブレインストーミング / 君さえいれば何も要らない /モーニング娘。』 [ハロプロ]

スキャン0169.jpg

おつかれーな!
昨日はモーニング娘。のコンサートをライヴ・ヴューイングしてきました。
題して『モーニング娘。コンサートツアー2013春 ミチシゲ☆イレブンSOUL ~田中れいな卒業記念日~ in日本武道館 』。
実はモーニング娘。の単独ライヴを観るのははじめてでした。
6期メンバーの田中れいなの卒業と春ツアーのファイナル・スペシャル。
映画館も盛り上がってました。

オープニングから凝った仕掛けで素晴らしかったです。
アイドルのコンサートを今まで観てきて、一番素晴らしいオープニング映像だったと思います。
まさに“ミチシゲイレブンSOUL” って感じで、フクちゃんがココだけでチケット代を払って良かったと思えるのでは?とコメントしていましたが、賛成です。
れいなの卒業と言うことで、湿っぽく、重苦しい内容かと思いましたが意外とライヴはスムースにアップテンポのナンバーで畳み掛けて突っ走ります。
道重リーダー&れいなのもと、2011年以降に加入したメンバーたちで構成されている現在のグループ。
活動暦10年の6期と4年未満の9期以降のメンバー。
6期の二人に導かれて荒削りでフレッシュなパワーが武道館に放たれます。
さすが10年間活動しているだけあって、6期の二人は歌もダンスも表現力がありますね
さらに、モーニング娘。ならではの豊富なレパートリーから繰り出されるヒットナンバーの嵐。
しかし『LOVE マシーン 』など初期の懐メロ楽曲を披露しなくても成立してしまう程、近年の作品も充実しているのです。
個人的に『笑顔YESヌード』が聴けて感激。
11人の一体感もバッチリ。
ラストで歌われた『Happy大作戦 』(『Help me!!』カップリング曲)は改めて名曲だと思いました。
そして、れいなの最後のパフォーマンス。
クールなしなやかなさの中に情熱的なモノを感じさせる歌唱。
安定した歌唱力と表現力に魅せられました。
博多娘の気骨と可愛らしさに溢れた人柄が滲んだ、卒業セレモニーは涙と笑いに包まれて素敵でした。
イメージカラーの水色のサイリウムが武道館のアリーナ席、そしてスタンド席を埋め尽くす光景はひたすら美しく、明るく爽やかな卒業コンサート。
こんなに湿っぽくない卒紺も珍しいかと思いますが、すでに次のステップとなるバンド・LoVendoЯのヴォーカリストとして活動中でであり、余計なノスタルジーに浸るより楽しいことが待っている未来に気持ちは向いているのだと思います。
プラチナ期とは異なるベクトルで現在も成長し続けるカラフル期(仮称)のモーニング娘。には希望しか見えません。

さて。
前置きが長くなっちゃいましたが、3月に出た彼女たちのシングルを。
れいなのラストを二作連続オリコン一位で飾る両A面『ブレインストーミング / 君さえいれば何も要らない 』。
恋愛ハンター』以降のEDM路線の集大成とも言える2曲。

まずは、『ブレインストーミング 』。
アッパーで刺激的ななビートが四方八方に飛び散るような激しいダンスチューン。
11人のカラフルな魅力を結集させての集団発想(ブレインストーミング)。
矢継ぎ早に展開されるストレンジなメロディにきりきり舞い。
シリアスな時代を賢くクールにサヴァイヴする覚悟をメッセージを託して。
サビでの『♪ WAO ! 』と言うところが好きです。



アレンジは大久保 薫氏。

続いて『君さえいれば何も要らない 』。
こちらもアイドルソングらしからぬ攻撃的なEDMに貫かれています。
デジタルなビートとアグレッシヴなメロディ展開がどうにもとまらない。
サウンドは螺子くれていますが、中心には彼女たちのヴォーカルパフォーマンスが光ります。
サビへと移行する際の小田さくらさんの熱唱を必ずピンポイントに配置。



アレンジは平田祥一郎氏。
こちらも11人と言う人数を活かしたダンスが見所。
バズビー・バークレーのミュージカルの様な整った配列と華やかさ。

先ほど申し上げたようにここ一連のモーニング娘。のEDM路線の楽曲は中毒性があってかっこいいです。
変化球気味のユニークでエモーショナルなメロディとビートの融合。
サウンドだけ聴くと一瞬曲とタイトルがごっちゃになります。
聴く人が聞けばみんなおんなじじゃん、と言われるかもしれません。
ジェームズ・ブラウンのファンクにも通じる面白さ。
Sex Machine』、『Hot Pants 』、『Super Bad 』、『Get on The Big Hoot 』とかワンパターンですがそれだけに終わらないパワーがあります。
つんく氏の衰えを知らない新しいサウンドへの情熱を感じます。
予定調和に終わらない実験性。
進化し続けるモーニング娘。を体現するサウンド。

今回もカップリングは何種類も御座いますが一部をご紹介。
初回生産限定盤A~Cと通常盤Bには『A B C D E-cha E-chaしたい 』。
シンセのベースがうねり捲くるイントロに導かれてアゲアゲなエレクトロディスコ。
つんく氏お得意の色っぽいメロディセンスが鋭く切り込んできます。
この曲をA面にしてもいい位の出来です。
ライヴでも聴きたかったですね。

通常盤Aにはれいなソロの『Rockの定義 』。
これからのLoVendoЯでの活動を見据えたデジタルロックチューン。
アレンジは大久保 薫氏。
武道館公演でも歌われましたが男前な姉御パフォーマンスが頼もしかったです。

11人体制でのモーニング娘。は昨日で終了しまして、10人体制が始まります。
今秋には新しいツアーも開催が決定されています。
選考中の12期メンバーオーディションの発表はそのツアーの最終日に行われるでしょうか。
伝統を引き継ぎながらさらに若返るモーニング娘。
遂に20代のメンバーは道重リーダー一人。
フクちゃんとはるなんはサブリーダー就任。
未来の栄光へ向けて、継承、発展、解体。
あらたな局面を迎える娘。のドラマ。
ちばあきお氏の漫画『キャプテン 』での墨谷二中野球部を思い出しました。

ブレインストーミング 』《EPCE-5957》〈作詞・作曲:つんく♂/編曲:大久保 薫〉(04'09'')【2013】





ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤A)(DVD付)

ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤A)(DVD付)

  • アーティスト: モーニング娘。,つんく,大久保薫,平田祥一郎
  • 出版社/メーカー: ZETIMA
  • 発売日: 2013/04/17
  • メディア: CD



モーニング娘。 譜久村聖 ファースト写真集 『 MIZUKI 』

モーニング娘。 譜久村聖 ファースト写真集 『 MIZUKI 』

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2013/05/15
  • メディア: 大型本


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

いとぞう

田中れいなさんもついに卒業・・寂しくなりますが、彼女の卒業に涙は似合わない気がしますね~。この曲も実にエネルギッシュでどこまでも前向きですね。
モー娘。の進化は今後も続いていくでしょう。今言うべきことではないですが、道重さんが卒業した時、本当の意味での新生・モーニング娘。の始まりになると思います。
by いとぞう (2013-05-23 20:12) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
一時期人気に翳りがあったグループが再び盛り返すなんて面白いですね。
アイドルだとさらに珍しいことだと思います。
ハロプロの他のグループにも好影響を与えてますね。
6期の二人の存在と実力は今の娘。の大きな支えですから、その支えが必要なくなったときが楽しみですね。
12期のメンバーもどうなるのでしょう。
そういう展開が見えない面白さはまさにモーニング娘。らしいところ。
by 都市色 (2013-05-24 23:26) 

ノリ

れいな卒業コンサート、爽やかなラストだったみたいですね。
れいならしいです。
ワタクシも「笑顔YESヌード」が大好き。
「ブレスト」は「One・Two・Three」あたりから続いてる路線の集大成という感じ。
次の新曲は今の路線を継続するのか、そしてメンバーの位置関係がどうなるのか…注目です。
by ノリ (2013-05-25 00:50) 

都市色

>ノリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
現行のメンバーによる『笑顔YESヌード』、当時のメンバーより色気の面では劣りますが、良かったです。数年後また聴き直して見たいです。
過去の楽曲を新メンバーが歌い直すことで色んな発見があるのがモーニング娘。の面白さでもありますね。
人数としてはしばらく10名が続きますが、それだけでも歌割やフォーメーションにも若干変化があり、それはそれで面白いです。
えりぽんがれいなの歌割を引き継げると良いですね!
次のシングルも新メンバーも気になります!!
by 都市色 (2013-05-26 10:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。