『真夏の夜の23時/和田アキ子』 [歌謡曲/90年代]
こんばんは、1998年の夏のシングル(8センチCD)を今回も取り上げています。
ハイ、今回はアッコに、おまかせ!!
和田アキ子さんのシングル『真夏の夜の23時』。
23時ちょうどに更新出来れば良かったのですが、人生思い通りには参りません。
小西康陽さんの書き下ろし&プロデュース。
アレンジはソリッドブラスの村田陽一氏。
16ビートが跳ねまくるアップテンポのリズム、
パンチの効いたブラスロック歌謡に仕上がっています。
70年代の歌謡曲的世界感をど真ん中に狙い撃つ小西さんのソングライティングと、
プロデューサーの意図に見事に応えるアッコさんの熱唱。
本場のやさぐれテイストがプンプン匂ってくる雄々しい歌声。
エンディング近くのハイライト、
♪ 真夏の夜の23時
愛が消える
ライラ ライラ
愛は死んだ
での“ライラ ライラ”の巻き舌に、いつもブッ飛ばされるような刺激を受けます。
カップリングは『Searchin'』。
R&Bシンガーの米倉利紀さんのプロデュースと書き下ろしによる楽曲です。
アレンジは河越重義さん。
じわじわと情熱的なゴスペル風バラード。
和製リズム&ブルースの女王の面目躍如。
上記の二曲を収める98年のアッコさんのアルバム『Dynamite-A-Go-Go』。
豪華なミュージシャンが参加してゴッド姉ちゃんのアルバム制作の片棒を担ぎます。
小西さんの作品としては、ピチカートファイヴの『悲しい歌』をソウルフルに歌いまくりまくります。
小西さんはその後もアッコさんのアルバム製作(主に企画盤)に参加します。
こういう昭和テイストを感じさせる歌手がだんだん減っていてさびしい限りですが、
アッコさんにはご意見番という立場よりも歌手としてガンガン活動してほしいです。
ホント、15年前の夏は面白いシングルがアレコレリリースされていました。
『真夏の夜の23時』《WPD6-9186》〈作詞・作曲:小西康陽/編曲:村田陽一〉(03'18'')【1998】
(株)ワダアキコ WADA AKIKO corporation
- アーティスト: 川村真澄,阿久悠,真名杏樹,大日方俊子,安井かずみ,竜真知子,小西康陽
- 出版社/メーカー: テイチク
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: CD
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