『Un Baile Hipnótico/LOS MAMBO JAMBO』 [英米国以外のロック]
こんにちは。
オランダの歌姫に続いては、
スペインのロックンロールバンドです。
その名はロス・マンボ・ジャンボ。
バルセロナで活動しているリーゼントの四人衆。
最近手に入れた、彼らのかっこいい7吋(インチ、漢字ではこう書くんですね。)。
セカンドアルバムの先行シングル。
彼らの1stアルバムを知ったのは昨年の1月ごろだったと思います。
リズム&ブルース、スウィングジャズ、ラテン、ガレージロック、サーフィン・サウンドなどのエッセンスを詰め込んで、
年中、温暖でカラッとしたバルセロナの気候みたいに陽気なロックンロール・インストを奏でます。
サックス、ギター、ウッドベース、そしてドラム。
四人の気持ちが一つになってガツンとサウンドに込められています。
気合一発のラケンロー。
A面は『Un Baile Hipnótico』。
ブルース風味のロックインスト。
ふてぶてしく、やさぐれた演奏。
不良なロックの音がします。
Dani Nel・Loによるワイルドであらくれたサックスのブロウ。
下世話で親しみやすいフレーズを飛ばして。
踊りだしたくなるリズム。
そしてMario Coboのキレのいいエレキギターが轟きます。
小賢しいことを考えることを忘れて、ひたすらビートを感じてステップ、ステップ。
オーソドックスなロックンロールのブルージィなインストのサウンドの定石を踏みながらも、上手にはみ出しています。
めっちゃ愉快!
B面は『El cadaver que vino a cenar』 。
こちらもブルージィなインストですが、疾走感のあるビートに乗ってサックスとギターがさらに凶暴に演奏しまくります。
ライヴでの盛り上がりが想像できる熱血インスト。
怪しげなノワールな雰囲気も感じられます。
Alton Jarlの前のめりのドラム、
Ivan Kovacevicのウッドベースのランニング奏法に轢かれないように要注意。
情熱的なスペイン人の血が音に滲んでいるのでしょう。
2ndアルバム『IMPACT INMINENTE』も前作同様にご機嫌です。
寒さも吹き飛ばします。
ロックンロール寒風摩擦。
日本ではあまり知られていないようですので、是非是非、チェックしてみてください。
ネオスウィング好きな方、どうぞ。
そして日本に来てライヴをして欲しいですね。
『Un Baile Hipnótico』《BRO014SG》〈Witten by Nel ・lo-Cobo-Kovacevic-Jarl〉(02’20’’)【2013】
2014-02-11 14:58
nice!(1)
コメント(1)
>makimakiさん、niceいつもありがとうございます。
by 都市色 (2014-02-16 14:36)