『十字架/東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
約一か月ぶりのご無沙汰で御座いました。
この期間、ノートパソコンの調子が悪かったり、僕の調子が悪かったり、忙しかったりと間が空いちゃいました。
その間もレコードはアレコレ買っていました。
でも文章を書くのが面倒になっちゃったというのもありますね。
自分の文才のNASAよ。
地上を飛び出してゼロ・グラビティへ。
ネタが古いですね。
とはいえ、このブログはライフワーク。
言い過ぎました。
「音楽の楽しさをシングルを通じて文章で伝えたい!」をモットーに頑張っています。
言い過ぎました。
まぁ、それはそれとして、シングルをご紹介しましょう。
ハイ、東京女子流です。
拙ブログが停滞していた間も彼女たちは日々に成長と進化を重ねていました。
主演映画の公開(二本)。
ニューアルバムのリリース、
そしてライヴツアー、そして千秋楽の日比谷野音公演、
そして台湾、香港でのイベント出演等々。
そのどれもが充実した内容でした。
昨年の苦悩と苦難を乗り越えての5人の輝きよ。
素晴らしい。
そんな彼女たちの最新シングルです。
これは先述の二本の主演映画の内の一方『学校の怪談 呪いの言霊』のテーマソング『十字架』。
もう一つの方『5つ数えれば君の夢』はシングル『Partition Love』のカップリング曲『月の気まぐれ』でした。
さて、『十字架』。
映画はタイトル通り、ホラーです。
昨今のアイドル映画のトレンドとも言っても良いジャンル。
そんなホラーのムードに相応しいイントロ。
これは!
『エクソシスト』っぽい、つまりチューブラー・ベルズ。
マイク・オールドフィールド歌謡。
ミステリアスな鐘の音色と弦の響きの不穏さから、エレクトリックギターのノイズが俄かに金切声を上げ、
四つ打ちのビートが轟きます。。
ケレンミのある松井 寛大明神のアレンジが重厚でカッコいい。
ギターは勿論、土方隆行先生。
ドラマティックなメロディをさらにさらに盛り上げています。
サビからの展開もグッときます。
なんだか80年代っぽいマイナー調メロディ展開ですよね。
テレビドラマや映画のエンディングに相応しい。
愁いを帯びた5人の歌声も良いです。
歌詞は『学校の怪談 呪いの言霊』にリンクした内容で、“table turning”とは“コックリさん”を意味するそうです。実際に劇中でもコックリさんをするシーンがあります。
因みに僕は一度もコックリさんをしたことはありません。
少しセクシーな女子流さんによるPVです。
ゴスロリというんでしょうか。
尚、このシングル曲は正確には『十字架』~映画“学校の怪談-呪いの言霊-”Verと明記されています。
実はこのシングルの後にリリースされた彼女たちのアルバム『Killing Me Softly』にも収録されていますが、アレンジが大幅に異なります。
アルバムに入っている『十字架』の方がオリジナルバージョンなのだそうです。
アルバムバージョンも松井氏によってアレンジされていますが、そちらは8ビートで軽快なサウンドなのです。そちらのアレンジの方がファンの間では人気があります。
コチラの方がより80年代っぽいですね。
ドラムのリズミカルなサウンドがイイです。
僕は両方とも好きですが、どちらかと云えば、アルバムバージョンがイイですね。
さすが松井御大の仕事は完璧です。
この曲のみならず、アルバム自体が最高です。
彼女たちのアルバムはこれまでどれも素晴らしいのですが、今回こそは最高傑作です。
さて、カップリング曲のコーナー!!!
今回は三種類のシングルにそれぞれ5人のソロ曲が収録されています。
しかも、ホラー映画の主題歌という事で、ホラーにまつわるアニメやドラマや映画のテーマソングをカヴァーしています。
まずは、シングルのType-Aは大阪コンビによるソロ曲が。
小西さんによる『ひぐらしのなく頃に』。
これは同名のアニメのテーマソングの主題歌。
吸い込まれるような不穏で怪しいムードを持った曲。
歌姫・小西さんの面目躍如って感じでドラマティックな展開の曲調を見事に歌い上げています。
それと、中江さんによる『グロウアップ』。
これはアニメ版の『学校の怪談』のテーマソング。
オリジナルはHystelic Blueです。
このバンドは少しいわくがありますね。
でも曲を作った方は法を犯したわけではないし、音楽に罪はありませんね。
曲自体あんまりホラーっぽいムードではなく、明るいJ-POPなんですが、無理やりアレンジで雰囲気を出しています。
Type‐Bには、山邊さんと新井さんのソロが。
山邊さんは『Raven』。
映画『うずまき』のテーマソングのカヴァーだす。
オリジナルはDo As Infinityでした。
エモーショナルなロックですね。
べーやまさんのアップダウンの激しいヴォーカルも聴きどころ。
最近メキメキと歌唱力がアップしてますね。
あーんど、新井さんの『Sexy, Sexy』。
これもアニメ『学校の怪談』のエンディングテーマだそうで。
あんまり物語の内容と関係ない気もしないでもないです。
といっても僕は全然観たことないですし。
オリジナルはCASCADEというバンド。
名前くらいは聞いたことがあります。
どこかエキゾチックでメロディアスで面白い曲ですね。
新井さんの歌も雰囲気を出していてさすがです。
最後にType-C。
こちらには庄司さんによる『feels like 'HEAVEN'』。
何だか聴いたことがあると思ったら、映画『リング』の主題歌だそうで。
一度聴いたら忘れられないフレーズを持った曲です。
映画の中のキーパーソンだった庄司さんも低い声と高い声を上手く使って浮遊感のある曲を表現しています。
そして、もう一曲は『十字架-TATOO MIX-』。
ソロの5曲を全てアレンジしたのは“TATOO”という名前のアーティストで、殆ど存じ上げないですが5曲ともカッコいいアレンジに仕上がっていて、素晴らしいなぁと思っているのですが、その方のアレンジによる『十字架』もミステリアスで切れ味の鋭いサウンドになっていて、松井氏による二種類の『十字架』の良いトコ取りって感じでこちらもカッコいいです。
勿論、僕は『学校の怪談 呪いの言霊』を観に行きました。
大阪での舞台挨拶(TOHOシネマズなんば)も行きました。
感想は、なかなか面白かったです。
物語の中盤からの意外な展開に見事に翻弄されました。
理解を超越した結末に不思議ながらも楽しみました。
もう一回観たかったです。
DVDが出たら、観なおしてみようと思います。
因みに怖い映画は苦手です。
映画と云えば、もう一本の『5つ数えれば君の夢』も良かったです。
俊英、山戸結希監督の才気に引っ張られて、女子流の5人の魅力が開花しています。
まさに今の彼女たちの魅力が惜しみなく画面から伝わって来ました。
この映画は三回観に行きました。
新しい青春映画のスタンダードが生まれたって感じです。
そんな女子流に関しては僕のブログにとって吉報が舞い込んで来ています。
それはまたの機会に。
次のブログの更新はこれまでの様に間が空くことは無いと思います。
じゃ、また。
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すごく久しぶりの更新ですね。どうしたのかな?と気になってました。
いやいや、都市色さんは文才ありますよ~。
たしかにアレンジずいぶん違いますが、アルバムバージョンのほうがいいかなぁ。曲が良いからこそアレンジも光るのでしょうね。
主演映画2本公開ってスゴイですね。女子流さんは楽曲だけでなく、映画でも期待を裏切らない、といった感じでしょうか。僕もホラーは苦手です。
by いとぞう (2014-07-05 15:10)
>いとぞうさん、こんにちは。
早速コメントをくださってありがとうございます!
よく更新に気付いて下さいましたね。
僕はtwitterやmixiにブログ更新を告げたりするのはなんだか好きじゃないのです。
『十字架』のアルバムバージョンもカッコいいですよね。
ドラムの疾走感が堪りません。
by 都市色 (2014-07-06 13:43)