『サンシャイン日本海/Negicco』 [邦楽女性アイドル10年代]
こんばんネギネギ!
Negiccoさんのニューシングルをご紹介しましょう。
前作は元Cymbalsの矢野博康氏のプロデュース作でしたが、
今回は夏に向けてドーン!とさらなる高みを目指すべく、何とオリジナル・ラブの田島貴男氏が登場です。
昨年はピチカートの小西さんが手掛けて、そして今年はかつてメンバーだった田島さんが新曲を手掛ける。
この人選もNegiccoのトータルな音楽プロデュースを担当するConnieさんの職権乱用というか趣味全開というか。でも90年代をトーキョーの渋谷で音楽生活を楽しんできた者にとっては夢のような展開ですし、願ってもない企画です。
こんなアイドルポップスを聴いてみたいと思っていたアイドルファンや音楽ファンも多かったのではないでしょうか。
タイトルは『サンシャイン日本海』。
田島さんらしい豪快なフレーズ。
どうしたって名曲『サンシャイン・ロマンス』を髣髴させますね。
そんな訳でパンチの効いたソウルフルなサウンドを予想していましたが、果たして新曲は違いました。
良い意味で裏切られました。
奇を衒わず、Negiccoの三人の自然体な魅力を引き出すような清涼感のあるサマーソングでした。
シンフォニックなベルの音から、
爽やかなギターのカッティングに導かれて、マイペースな8ビートに乗って健やかで和やかで懐かしいメロディが展開されていきます。
70年代のアイドルソングっぽくて。
シンプルなサウンドも良い感じ。
三人のそれぞれの歌声もいつもよりクリアに聴きとれます。
それも狙いかも。
出身の新潟を活動の拠点として活動している彼女たちの郷土愛を、日本の夏をサラッと織り込みながら、歌詞に表現している田島さんのソングライティングの確かさ。流石です。
夏をのんびり楽しんでいるNao☆さん、Meguさん、Kaedeさんがイメージできます。
初めて聴いたときは、あまりピンと来ませんでしたが、聴けば聴くほど味が出てきますね。
それもまたNegiccoらしさ。
70年代に撮ったプライベートフィルムのような質感も素敵です。
シングルのジャケットに写っているのはMVにも映っている日本海でしょうね。
黄昏の渚、沈む太陽の逆光が美しくも眩しい。
素敵なジャケットです。
だから、ついこのアイドルのジャケットと並べてみたくなります。
いかがでしょう。
B面は『フェスティバルで会いましょう』。
勿論、こちらはConnieさんの楽曲。
タイトルからしてオリジナルラブの『月の裏で会いましょう』のインスパイアでしょう。
相変わらずダンサブルでポップで無性にイイ曲!
今回も外れなし、安定のB面。
シングルの度に毎回これでもかこれでもかと有能なソングライターを起用していますが、あざとさは全く感じられません。
そこには明確なポリシーが貫かれているからだと思います。
そして三人の飾らないパーソナル。
そんな訳で、暑苦しい夏への一服の清涼飲料のようなシングルです。
今回は数種類のCDに加え、アナログ、さらにカセットテープまでリリースされました!
僕は勿論、アナログとカセットを買いました。
CD、レコード、そしてカセットの三種類、まるで80年代中期の世界・・・・。
今ではさらにダウンロードもありますね。
さぁ、小西・田島、と来れば・・・、来年は高浪慶太郎さんが曲を書くのかな?
Connieさん、ご検討よろしくです。
ベリッシマ!な夏を・・・。
『サンシャイン日本海』《TPRV-0011》〈作詞・作曲・編曲:田島貴男〉(04'33'')【2014】
Negicco、イイですね!
爽やかで、70年代のサイダーのCMとかにピッタリ合いそう。ギターの音色も素晴らしいです。そういえばキャンディーズの「夏が来た!」のギターもイカしてるんですよね~。このジャケットの並び、素敵です。
by いとぞう (2014-08-10 20:32)
>いとぞうさん、こんばんは。
Negiccoは70年代アイドル的な素朴さが感じられますね。
そこが魅力。
楽曲も彼女たちに合ってます。
by 都市色 (2014-08-10 23:59)