『SAY LONG GOODBYE／東京女子流』：03'54''：So-net blog

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『SAY LONG GOODBYE／東京女子流』　[東京女子流] [編集]

ハイ、今日も寒かったですね。
あまりに寒いので一昨日は鍋を食べました。
硬かったです。

さぁ、音楽を聴いて温まりましょう。

今夜も女子流さんのヴァイナルです。
リリースされた順番から紹介していこうと思っていましたが、
ちょっとすっ飛ばして10月にリリースされた『SAY LONG GOODBYE』を。

この楽曲のCDバージョンが10日に発売になりました。
タイムリー、そんな訳です。

女子流の今年発売された作品はどれも力作揃いなのですが、その中でも白眉と云えます。
久しぶりのバラード曲をシングルに持ってきました。
『追憶』以来でしょうか。

静かに健やかに夜が明けていくようなイントロの眩さ。
そして天にも昇るような中江友梨さんのハイトーンヴォイス。

ここだけでもう只事ではありません。

作曲にコモリタミノル氏を迎えての、珠玉のソウルバラード。
コモリタ氏の繊細で色彩豊かなメロディ。
その美しさを余すことなく、音像に焼き付けるアレンジャー、松井寛氏の独壇場。
Misiaの諸作品でも辣腕を振う氏の術中にハマりましょう。
エレガントでメロウなプログラミング。
天上から降り注ぐ太陽の輝き、青空の広がりが目に浮かんで来そう。

そして女子流さん5人の歌声。
これまでの活動の成果、成長した歌唱力が遺憾なく発揮されています。
ゆったりとした曲調から堪能出来ます。
透き通るような彼女たちのハーモニー。
ダンスだけではなく、ひたむきに歌と向き合おうとする5人の情熱を感じます。
失恋の現場を描写した歌詞の内容なのですが、過剰な悲しさを抑えて、気丈に凛とした歌声で晴れがましいメロディと共鳴します。
愛する人との別れから静かに歩きだす新しい一歩。
それは彼女たちの活動の新しい展開を告げる一曲でもあります。

う～ん、切ない。
じっくりと耳を傾けてしまいます。
聴いた後の余韻も堪りません。

B面は今回もリミックス。
『LIMITED ADDICTION』。
彼女たちの切り札ともいえるAORサウンドの代表曲はビートメイカー・Seiho氏によって先鋭的なEDMとして見事に塗り替えられました。
因みに10日にリリースされたCDの方には収録されていませんのであしからず。
そちらの方には『ヒマワリと星屑』の英語バージョン、そして前回取り上げた『GAME』も入っています。
これは強力です。

ジャケットを飾るのは庄司芽生さん。
この一年でとっても頼もしいリーダーとして成長しました。
出たばかりの『ファミ通』でのグラビアも実に美しかったです。

『SAY LONG GOODBYE』《TGSJ-005》〈作詞：杉村喜光／作曲：コモリタミノル／編曲：松井寛〉（05'11''）【2014】