『土曜の夜何かが起きる/黛 ジュン』 [土曜日のシングルたちへ]
ハーイ、あっこです(ウソ)。
またまたやって来ました。
週末への片道キップ、《土曜日のシングルたちへ》。
半ドン!良い土曜日、悪い土曜日、普通の土曜日!
今回ご紹介するのはジュンちゃん、いや、黛 ジュンさんの『土曜の夜何かが起きる』です。
これも前回のキャンディーズの曲同様、70年代のシングルかと思いきや、69年(昭和44年)の12月のリリースでした。
ギリギリ60年代。
まぁ、正確には70年代は1971年から始まるのですが。
因みに奇しくも同年にリリースされた和モノの名曲誉れ高い石川 晶さんの『土曜の夜に何が起こったか』のシングルは持ってないのでこのブログでは残念ながらご紹介出来ません。あしからず。
ダブってる人、下さい。
しかしタイトルがよく似ていますね。
何かが起きる前と、起きた後。
サタデーナイト・ビフォーアフター。
う~ん、何が起きたのでしょうか?
知ってる人、教えて下さい。
それはさておき。
彼女の〈黛 ジュン〉名義としては9枚目のシングル。
このシングルも、イントロからカッコいい。
匂い立ってくるような妖しいグルーヴ。
うねるベースライン、ギロの響き、コンガのリズム、アルトサックスのブロウ。
このノワールでクールなビートが終始楽曲を支配しています。
昭和元禄、1969年という激動の時代のパワーが感じられそうな。
名作曲家・鈴木邦彦氏のリズム歌謡。
この当時、氏は31歳ですので働き盛りの才気が漲ってますね。
名曲を連発しています。
『危い土曜日』同様、土曜日が内包する何かが女を恋へと狂わせる、と言う感じの歌詞。
何なんでしょうね、土曜日。
なかにし礼氏の作詞。
当時21歳ながら成熟した切れ味鋭い黛女史の歌声。
パンチ!パンチ!パンチ!な歌唱。
今聴き返してもワクワクしますね。
海外の歌謡曲ファンにも人気のある曲です。
B面は『恋する女』。
こちらもなかにし&鈴木コンビの作品。
テンポがスローな感じの、やや演歌寄りの歌謡曲。
タイトル通り、なにもかもあなたを求めている、恋する女の歌。
ゆっくりと諭すように女心を歌う黛女史の確かな歌唱表現。
現在も彼女はときどきテレビの歌謡ショーへ出演されて往年の魅力のままに唄われています。
芸のある歌。
昭和の歌謡曲のパワーと共に。
さぁ、このブログをご覧の皆さんの土曜の夜、何が起きるのでしょうか?
それでは、はばないすさたでー。
『土曜の夜何かが起きる』《CP-1052》〈作詞:なかにし礼/作曲・編曲:鈴木邦彦〉(02'42'')【1969】
タグ:土曜日のシングルたちへ。
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