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『I’m gonna love you a long long time/PATTI & THE EMBLEMS』 [ソウル/60年代]

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こんばんはー。

新しい一週間が始まりました。
いつもながら月曜日は気分が重いものです。
そんなブルーマンデーをぶっとばせ!
って感じで元気はつらつ、ノーザンソウル!

あ、もう火曜日か。

今宵は
レアなソウル系7インチを再発する海外のレーベル、RECORD SHACKからの一枚。
PATTI & THE EMBLEMSのシングル『I’m gonna love you a long long time』です。

ソウル系の女性シンガーのパティというと、パティ・ラベルが思い浮かびますが、
違う方のパティさん。
リードヴォーカルのパティ・ラッセルさんと、コーラスの3人の男性による、60年代に活動したニュー・ジャージーの4人組のヴォーカル・グループ。
1964年にデヴュー曲『Mixed-up,Shake-up girl』がビルボードで37位まで上昇するヒットを記録。
これを書いたのが、フィリーサウンドの有名なプロデューサー/作曲家チーム、ギャブル&ハフの片割れのレオン・ハフ氏でした。
本日紹介するのは1968年のKAPPからのシングル。

威勢のよく高らかに鳴り響くホーンセクションのイントロ。
躍動するミディアムの8ビート。
魅惑のヴィヴラフォンの響き。
パティ嬢の陽気で張りのある歌声。
末永い愛を誓います。
そして彼女の歌声に呼応するバックの男性コーラス。
若々しさが漲っています。

プロデュースと作曲曲はLeroy Lovett と Frank Bendinell 。この方たちもフィリー系の作品で多く良い作品を残しています。



モダンでクールでパワフルでポップでダンサブルなブラック・ミュージック、ノーザン・ソウルの魅力が詰まったサウンドですね。
日頃の憂さを吹き飛ばすような、カラッとした清涼感、明るさがノーザン・ソウルにはあります。


60年代そして70年代、ロンドンのMODな若人達はクラブでかように享楽的な音楽に合わせて踊ったり、愛を交し合ったのでしょう。

B面は彼らの66年のCONGRESSというKAPPの傘下のレーベルから発表したシングル『IT'S THE LITTLE THING』。
こちらも実に切ない旋律がメロディアスで転調の使い方が憎いです。
ハートをガッチリと掴まれてしまいます。
曲を書いたのは、《Rensick-Leka》のコンビ。
Artie Rensnick とPaul Lekaの事でしょうか?
バブルガムポップ系の作曲家かな。
アレンジはご存じジミー・ワイズナー。
イントロのヴィブラフォンの響きから誘惑されます。




う~ん、素晴らしい。
ホントはこういうノーザン・ソウルやガール・ポップモノだけを追求して余生を送ることが出来ればいいのになぁとときどき思います。

自分の記憶の中で初めて聴いたノーザンソウルは何だったかと思い出すと、ラジオの深夜放送でオールナイトニッポンの放送の終わり頃の時間帯で当時僕が住んでいた地方のラジオ局がCМの時間調整に決まって流していたシュープリームスの『恋はあせらず』だったと思います。あの当時曲名も知らなかったのですが、無性に聴いていて胸がときめいていました。あの時のワクワクした感じが今回紹介したパティとエンブレムズの楽曲にも感じられるのです。

ああ、昨日もイロイロと散々な目に合いましたが、晴れ晴れとしたシングルを聴いて、
明日の風に吹かれたいと思います。

『I’m gonna love you a long long time』《RS.45-023》〈Written & arranged by Leroy Lovett &Frank Bendinell〉(02’15‘’)【2015】


Mixed-Up Shook-Up Girl

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Philly Archives
  • 発売日: 2001/06/14
  • メディア: CD


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