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『シンデレラ・リバティ/クールス R.C.』 [CKB]

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はーい、どうも。
03’54’’です。
退屈な日曜日です。

昨日はクレイジーケンバンドの全国ツアーの神戸国際会館でのコンサートが開催されました。

とはいえ、残念ながら昨日のライヴは仕事で観ることが出来ませんでした。
NHK大阪ホール公演も行けませんでした。
ビルボード大阪でのクリスマス公演も取れませんでした。
もう、クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって
甚だ不本意です。

そんな思いをブログに託して、
ご紹介するシングルはクールスR.C.の『シンデレラ・リバティ』。
今年の夏にリリースされたクレイジーケンバンドのニューアルバム『香港的士』は横山 剣さんのデヴュー35年を記念して、これまで剣さんが様々なミュージシャンに提供してきた楽曲のセルフカヴァー集です。
そのアルバムのラストを飾る曲でもあります。
剣さんの実質的な芸能デヴューはクールスR.C.のメンバーへの加入でした。
ひょんなことからクールスの裏方の仕事をやる事になり、ツアーの手伝いやらマネージャーの仕事を経由して遂に正式のメンバーへ昇格。
剣さんご自身はそれを願っていた訳ではなくて、もっぱら職業作曲家の道を目指していたそうです。
脱退した水口晴幸さんに代わって、村山一海さんとのツインヴォーカルを担当。
クールスが所属していたポリスターからも剣さんのソロでデヴューの誘いもあったそうです。
ベン・E・キングもドリフターズの元メンバーだし、マーヴィン・ゲイも元々はムーングロウズだし、テディ・ペンダーグラスもハロルド・メルヴィン&ブルーノーツだったり、いきなりソロデヴューより伝統のあるグループで活動を学んだりすることは意味があると思います。

さて、
ときにクールスの活動としては第三期にあたるポリスター時代。
80年代前半。
1981年。
大滝さんのロンバケ、達郎さんが『For You』を出した頃。
剣さんにとっても重要なとき、デヴューの時でした。

加入して初のシングルで剣さんは作詞作曲を手掛けます。
17才の時に作った曲という事が信じられないくらいに完成度の高い名曲。
すでに最初から剣さんは完成されていたという事です。
勿論、クールスにはジェームス藤木さんと言う天才ソングライターがいますが、ジェームスさんも認める才能という事なのでしょう。
大物ルーキーですね。
剣さんの自伝とかを読むとクールス時代を始めとして、ホント色んなことを過去に体験されていて面白いなぁと思います。

♪ シンデレラ~ シンデレラ~

と、メンバーによるコーラスのハーモニーからのイントロ。
50年代のオールディーズなR&R。
ミディアムテンポのダンスナンバー。
ハモンドオルガンのファンキーな調べ。
革ジャンにリーゼントな、クールスのパブリックイメージにマッチした楽曲。
典型的なロックンロールのフォーマットに則りながら、センスのいいメロディ展開が古さを感じさせません。
剣さんの作曲センスの素晴らしさ!

古き良き時代の恋人たちの甘い時間を3分のラヴソングに封じ込めて。
あ、4分か。

当時21歳の若さを感じさせる剣さんの唄声、カッコいいニャー。
メンバーによる《ウッ!》《ハッ!》の相の手も楽しく。



この動画をもう何度観たでしょう。
何度観ても新たな感動で上書きされます。
そして元気が漲ります。
バンドとしての見事なパフォーマンス、ロックンロールの様式美。
そのフロントに立つ剣さんの唄とダンス。キレッキレ。
セ、セクスィー。
やはりこの人は裏方ではなく、ステージに立ってこその華を感じない訳にはいられません。
隣で村山一海さんが新入りの気合の入った熱唱を盛り立てます。

イイネ!イイネ!イイネ!

剣さんが尊敬する近田春夫さんが70年代にクールスに提供した曲に『シンデレラ』という軽快なロックンロール曲がありましたね。

アルバム『香港的士』でのCKB仕様の『シンデレラ・リバティ』はクールスの其れと大きな違いはありませんが、剣さんの意図した原曲どおりのアレンジに仕上げたとのコトです。
レコーディングには剣さんが90年代に数多くの楽曲を提供したムーンドッグスのIKURAさんも参加しています。
ムーンドッグスもデヴュー曲は『シンデレラ・リバティ』のカヴァーなのでした、えぇ。

アルバム『香港的士』も作曲家・横山 剣の魅力を余す事無くコンパイルしたこれまた聴き応えのある一枚です。バンドの演奏も相変わらず素晴らしい。

B面はフランクさんこと、飯田和男さんによる楽曲『Because You're Honey』。
チャック・ベリースタイルのロックンロール。
ライヴのような熱い演奏が展開されます。イイネ!

上記の二曲はアルバム『Changelings』に収録されています。

クールスでのデヴューから35年、現在でもその才能は衰えることなく絶好調の剣さん。
クレイジーケンバンドというイカした仲間たちと共にライヴにレコーディングに走り続けます。
来年、2017年はCKBの結成20周年という事でさらなるバンド活動の盛り上がりに期待です。
そして剣さん並びにバンドの皆様方の健康と繁栄をお祈りして締め括りたいと思います。

来年こそはライヴを観に行けたらいいなぁ。
っていうか行くぞ。


『シンデレラ・リバティ』《7P-34》〈作詞作曲:横山 剣/編曲:クールス R.C.〉(04’11’’)【1981】



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