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『OH!! POPSTAR/チェッカーズ』 [歌謡曲/80年代]

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どうも、
1986年のシングルばかり毎日取り上げていると、
今の世の中がホントに1986年みたいに感じられる、訳ないか。

これまでの86年のシングルのジャケットをご覧になってお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
ジャケットにバーコードが印刷されています。
1986年に入ってリリースされたシングルには殆どと言っていいくらいジャケットにバーコードが導入されました。
このジャケットの景観を損ねる悪しき風習の始まりでした。

それはそれとして。
今夜はチェッカルズのみなさんです。


2月21日発売の『OH!! POPSTAR』です。
彼らの10枚目のシングル。
これもリアルタイムで買いました。
初めて自分で買ったチェッカーズのシングル盤でした。

ロックスターとしてブレイクを夢見る青年とそのガールフレンドとの甘くほろ苦い青春物語。
ブレイクと引き換えにガールフレンドとの距離が離れてしまう内容。

バンドとしても、デヴューして三年近く経過、人気もひと段落して安定期。
アイドルとアーティストの狭間で揺れていた頃だと思われます。
ビートルズで言えば、ヘルプ!やラバーソウルあたりでしょうか。


楽曲は作詞は売野雅勇、作曲&編曲は芹澤廣明の不動のコンビ。
青春のもどかしさを湛えたセンチメンタルでキャッチ―なメロディが気に入って買ったのだと思います。
60年代のバンドサウンドに準じたアレンジ。
すこしGSっぽいです。
と、思ったら芹澤氏は元々は60年代にグループサウンズを組んでいたそうです。

チェッカーズを始めとして、80年代芹澤氏の耳触りのよく、爽やかなメロディは沢山のヒット曲を生みました。

改めて藤井郁弥さんの歌声を聴くと、華があるヴォーカルだなぁと思います。
歌唱力もあるし、響きも美しいし、それだけじゃなく愛嬌があります。
解散後も第一戦で唄い続けています。




これを観ると藤井弟さんはサックスじゃなくてギターを弾いてますね。

売野&芹澤コンビとしての最終作である次作の『SONG FOR U.S.A 』にも繋がるコンセプトを感じる作品。
この後、A面もチェッカーズのメンバーによる楽曲で発表されていきます。
1986年はチェッカーズの転換期と言える時期だったのです。

B面は『お前が嫌いだ』。
こちらはチェッカーズのオリジナル。
作詞はフミヤさん、作曲は武内リーダー。
芹澤氏の様なプロの作家からの気兼ねなく、
バンドのメンバーだけでのびのびと作ってるのが何となくわかります。
演奏も荒々しいしパンクでストレートなロックンロール。

そういえば、昔のGSのバンドもA面は職業作家による提供作品、B面はメンバーによるオリジナル楽曲という構成でしたね。

その後もバンドの活動を主体としながら、決してアーティストぶらずにとんねるずの番組でコントをやっていました。僕は特に矢島工務店のコントが好きでした。
アイドルとバンドの二足草鞋を全うした稀有なバンドなのでした。

それだけに解散後は一部のメンバーとの不仲が露呈して淋しい気がしました。
彼らの様なバンドが再結成してテレビに出て歌ってくれたらいいなと思いました。

♪ 青春が渡れない河あるねと ラジオで歌ってる・・・・・

なのですね。

『OH!! POPSTAR』《7A0558》〈作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明〉(03’48’’)【1986】



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