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『銀河鉄道999/ささきいさお、杉並児童合唱団』 [アニメソング]

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オッス、オラ、悟空!
じゃない、星野鉄郎。

今回の《03’54’’》は『銀河鉄道999』に停まります。

70年代後半から80年代初頭に放送された、
松本零士先生の原作のアニメーション。
現在でも根強い人気を誇ります。

亡き母の遺志を継いで、永遠の命、機械の体を手に入れるために、
銀河鉄道999に乗り込んだ少年と、オードリィ・ヘプバーンの声によく似た謎の金髪美女とのローカル線のきまぐれ道中。(否!)
“999”と書いて、“サンキュー”と読みます。
(ウソ!)

小学校低学年の頃よく放送を観ていました。
銀河鉄道の夜』を観る前の話。
劇場版のゴダイゴの曲の方が有名ですが、
テレビ版を取り上げます。

別れの3月から出会いの4月へ、
新天地へと通学や通勤に交通手段が変わった方へ、このテーマソングをご紹介しましょう。

A面はオープニングの『銀河鉄道999』。





果てしなき銀河への旅を誘うロマン溢れる楽曲。
歌うのは大御所、ささきいさおさん。
まさに功しい、雄々しい歌声にうっとり。
何万光年にも届きそうな低くダンディなトーンです。
そして対する杉並児童合唱団のみんなの無垢なコーラス。
キラキラと瞬く星々のよう。
歌詞は橋本 淳先生。
物語の世界観やメッセージを限られた行数に凝縮する手腕、見事です。
そして作曲は平尾昌晃氏。
まさにこれから始まるドラマの幕開けに相応しい、劇的な旋律。
こちらも非の打ちどころのない雄大なメロディ展開。

さらに特筆すべきは青木 望氏の編曲。
華麗なるオーケストレーション。
楽曲に永遠の命を吹き込む華麗なるサウンド。
テレビサイズでは聴くことが出来ませんが、実はイントロはもう少し長くて、
竪琴の一瞬のフレーズとドラムブレイクではじまり、ミステリアスな雰囲気を高めるストリングスの演奏が始まってから、実際のテレビ版のテーマが聴こえてきます。
これが素晴らしい。
贅を尽くした音の広がりを楽しめます。

B面は『青い地球』。
こちらはエンディングテーマ。
物語の余韻に浸れるような、ゆったりとした子守唄のような母に捧げるバラード。
オープニングと同じ歌手と作家陣による楽曲です。




こちらもとにかくイイ曲。
平尾先生凄い。
旅を共にする女性、メーテルに亡き母の面影を見出す鉄郎、
彼の愛する母の想いを綴った橋本先生の歌詞もイイですね。

♪母上さま~

これは一休さんでした。失礼。


ヤマトのエンディングで珠玉の名曲『真っ赤なスカーフ』同様、ささきいさおさんの独壇場。
合唱団のチビッ子たちのハーモニーもキラリ。
こちらもテレビサイズでは聴けない魅惑のイントロも聴きどころ。
青木 望氏のアレンジ技が冴えまくり。
万感の思いを込めて響く、口笛の哀愁の音色も秀逸ですね。



パラフィン紙のごとくに薄っぺらい今のアニソンの・ようなものには望むべくもない豊かな時代の産物です。


さて、今回はこのアニメのテーマソングを紹介しましたが、それは何故か。
何故なのか。
まぁ、どーでもイイことですね。

次回、《03’54’’》は『1000年女王』に停まりま・・・。


『銀河鉄道999』《SCS-433》〈作詞:橋本 淳/作曲:平尾昌晃/編曲:青木望〉(03’20’’)【1978】


銀河鉄道999 SONGS&OTHERS

銀河鉄道999 SONGS&OTHERS

  • アーティスト: ささきいさお,ゴダイゴ,モスクワ・インターナショナル・フィルハーモニー・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2001/08/18
  • メディア: CD



「銀河鉄道999」放送30周年記念作品 銀河鉄道999 ソングコレクション

「銀河鉄道999」放送30周年記念作品 銀河鉄道999 ソングコレクション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/09/09
  • メディア: CD



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